anttiorbの映画、映像の世界

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桜、ふたたびの加奈子

2013年作品、栗村実監督、広末涼子稲垣吾郎出演。

告別式の会場、小さな棺、多数の会葬者に見送られ、悲しみのうちに、棺は霊柩車に積まれ、桐原信樹(稲垣吾郎)と容子(広末涼子)が乗り込む。 彼女の頭には
在りし日の加奈子(戸田みのり)が思い出される。 楽しく笑っていた加奈子。
事故が起きたのは、小学校の入学式の日だった。 自動車で夫に校門まで送ってもらった時、デジカメが見付からなかった、そのわずかな一瞬に事故が起きたのだった。 車道を突っ切ろうとした加奈子が。
容子は、加奈子から一瞬でも目を離した自分を責める。 「加奈子はここにはいない、と思う」、容子はつぶやくのだった。
容子の虚脱状態はさらに続き、死んだはずの加奈子のために、オムライスを作る。そんな容子に耐えられなかったのが夫の信樹は 「加奈子は死んだんだよ」、いたたまれなくなった信樹は、オムライスを捨ててしまう。
そしてある日、容子はくびをくくってしまう。 しかし、思いのほかすぐに来た救急車で搬送され、一命を取り留めるのだった。 医師が言うには 「誰かが連絡してくれたようです。 連絡が速かったから助かったんです」、夫にそう言う。
そして四十九日の時、夜遅く、飼い犬のジロー(柴犬)が吠え、逃げてしまう。 容子が必死に追うが、彼女は 「ジロー!」と呼んだり、「加奈子!」と叫んだりしてしまう。
いつしか、加奈子が通うはずだった小学校の敷地内に入った時、そこに、お腹の大きい女性がいて、急にうずくまる。 正美(福田麻由子)という女性だった。
そこに飛び出してきたのが、小学校教諭の砂織(吉岡麻由子)で、ふたりで、病院に運びこむ。 正美は、砂織の教え子だった。 面倒見のいい先生で、加奈子が生きていれば、彼女が担任になったことを知っていた。 そして、正美に女児が生まれる。 奈月(なつき)と名付けられるが、ただ、父親については口を閉ざすのだった。 そんな正美を見て容子はある思いを抱くのであった…

原作小説は 「ふたたびの加奈子」、映画化になった時のこの題名となりました。 しかしこの作品は別の意味で有名になってしまいましたね。 それは音楽担当が佐村河内守で、例のゴーストライター問題が絡んでしまったんですね。
公開中は無事だったみたいですが、DVDになるときに問題化、一時出荷停止になったという事だそうです。
監督は栗村実、長編メジャー作品はこれが初監督か? そして主役に広末涼子、彼女は母となり、こういう役が本当に増え、そして上手くなりましたね。
「はなちゃんのみそ汁」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13837282.html は秀作でしたし、「想いのこし」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12427765.html も好きな作品でした。
そして稲垣吾郎、近作は 「少女」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14478664.html の時もそうですが、あまり饒舌な役は来ませんね。 今作もあまりしゃべらない役ですが、クライマックスでの存在感は大きかったです。
物語は基本幼い娘を亡くした悲しみいっぱいの夫婦、そして母のお話ですね。 原作とは多少設定が違う様で、でも映画としてはすっきりしている気がします。
この後容子はある考えが頭から離れなくなります。 正美が生んだ娘が、加奈子の生まれ変わりだと固く信じてしまうんですね。 でもそれは、ジローがいなくなった先だったこともあり、ジローはこの後行方が分からなくなるんですね。
容子の言う事を誰も信じられず、彼女自身も言うのは躊躇っています。 そして彼女は思い切って確かめてみるんですが、それは肩透かしになってしまうんですね。
しかしこのお話は、まだ奇跡の続きがあるんですよね。 そこまで行ってようやくジーンとくるんですが、エンドロールでももう一つ奇跡があるんですかね。
たどり着くまでが長いですが、気持ちのよくわかるお話でした。

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桜の季節だった

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桜の花びらが加奈子は好きだった

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ジローも家族だった

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加奈子を失くした容子が知り合った正美

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彼女は生まれた子供にある疑問を抱く

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