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チング 永遠の絆

2013年作品、クァク・キョンテク監督、ユ・オソン、キム・ウビン、チョン・ホビン、チュ・ジンモ出演。

親友ドンス(チャン・ドンゴン)の殺害に関わった罪を償ったヤクザ、ジュンソク(ユ・オソン)は刑務所生活も長くなった。 しかし刑務所内ではさすがに睨みが効き、ある程度の自由もある身分となっていた。
チェ・ソンフン(キム・ウビン)は、小さいころからやんちゃな少年だった。 仲間とつるんでいたずらでは済まない事までやっていたが、高校生となり、ヤクザにまで喧嘩を売るほどになっていた。
しかし幼馴染みの友達が僧侶になっていて、彼に会っているときに、警察に捕まってしまう。 そして約1年の懲役刑となり収監されるのだった。
ジュンソクのところに、ヘジ(チャン・ヨンナム)が訪ねてきた。 彼女は若いころ一緒につるんでいた時にそばにいた女性で、ある意味顔なじみだった。 彼女は一人息子がここに入れられたので、中での面倒を見てほしいというのだった。
そしてはねっかえりでトラブルを起こすのではと心配していたが、母の心配は的中していた。 早々に大柄な刺青ヤクザと喧嘩を起こし、向こうっ気の強さを見せていた。 彼がソンフンだったのだ。
はじめはそっけないそぶりだったソンフンだが、ジュンソクの名前は誰もが知っている。 さすがのソンフンも彼の前ではおとなしかったし、ジュンソクは母から頼まれたとは言わずに、ソンフンの面倒を自然な感じで見るのだった。 
17年の懲役が終わりジュンソクが出所し、故郷の釜山に舞い戻ることになる。 しかし組織はずる賢い副会長ウンギ(チョン・ホビン)に牛耳られ、ジュンソクの居場所はどこにもなかった。
組長は祭りあげられ、すでに実権を失っていた。 官僚的なウンギのやり方に納得がいかないジュンソクは、先に出所していた刑務所で出会ったソンフンという血気盛んな若者を弟分に迎え、ウンギ一味との非情な抗争に身を投じていくのだった…

前作の 「チング 友へ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14585336.html の続編のこの作品ですが、なんと大ヒットしたのにかかわらず、12年の歳月を経ての続編製作となりました。 ここまで寝かせる韓国作品は珍しい(^^)何か事情があったんでしょうか?
2009年に前作がドラマ化になっていますが、それは若いキャストで一新、今作は映画の正当な続編となっています。
監督は脚本ともクァク・キョンテクが続投しています。 テレビ版も彼の監督、脚本なんで、この作品には思い入れがあるんでしょう。
ジュンソク役のユ・オゾンも引き続きですが、さすがに歳を取り、いい意味で貫録がついています。 しかしドンスが死んでしまったので、チャン・ドンゴンがいない。 そして若いキム・ウビンが起用されています。 目つきが独特なのでチン ピラ役が嵌る彼ですが、「二十歳」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13695252.html という作品ではチャライ若者役をしています。
さて、一介のチンピラから、組織の対抗勢力の片腕になったソンフンですが、実は彼には大きな秘密があり、彼自身もそれを知らないんですね。 しかし、危機を感じたウンギがソンフンに近づいてくるんですね。 そしてある重大なことを打ち明け、ソンフンが動揺していきます。 そんな中、組長の死、そしてここで大きな事件が起きます。
ジュンソク出所後、彼の凄味が出てきますが、後半一気の盛り上がりと、そして前作を彷彿とするラスト。
さらなる続編の人間ドラマを見て見たい気もしますが。

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やんちゃを通り越したソンフンの行動

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そして捕まった刑務所にいたのが

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ジュンソクだった

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出所後、二人は一つになる

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しかし若いソンフンは…

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苦悩するジュンソク

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