anttiorbの映画、映像の世界

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L change the WorLd

2008年作品、中田秀夫監督、松山ケンイチ主演。

最も信頼できるパートナーであるワタリ(藤村俊二)を失い、残り23日の生命となった“L”(松山ケンイチ)、彼のやり残したことはこの23日間でやっておかなければならない。
その一つはデスノートの処分、リューク(声:中村獅童)が現れる。 デスノートの本来の持ち主である彼は、キラ事件で月をデスノートで殺し、その時Lにデスノートを使う気がないのかを尋ねるが、Lは全くその気が無いと言い、リュークの前でがノートを燃やす。 リュークはつまらなそうにその場から消えていくのだった。
世界を震撼させたキラ事件が佳境を迎えていた頃、タイのとある村で新種のウイルスによるバイオテロが発生していた。 某国は事件の証拠隠滅のため爆撃によって村を焼き払った。
そのウイルスはインフルエンザ並の流行性とエボラウイルス並の致死率を掛け合わせた恐るべきものだった。 F(波岡一喜)は、ひとりの少年・“BOY”(福田響志)だけは何とか逃がそうと必死だった。 そして上空からトラックに狙いが定められたとき、日本のワタリを訪ね、「Fからの贈り物」 を意味するコードを教え、彼は爆死をしてしまう。
BOYは、驚異的な進化を遂げるウイルスによって壊滅したタイの村の出身で、ただひとり感染しない特殊な体質を持ち、天才的頭脳の持ち主だった。
最強のウイルスは、科学者である二階堂教授(鶴見辰吾)が開発したものだった。 しかし、それが環境保護団体ブルーシップを名乗る的場大介(高嶋政伸)や久條希美子(工藤夕貴)によって細菌兵器として使用されることを知った二階堂は、娘の真希(福田麻由子)に希望を託して自らの命を絶つ。
目の前で父親の死を見た真希は、希美子への復 讐心を抱きながら逃亡する。
その頃Lのところへ来たBOYだったが、なかなか彼が来た意図がわからず、とりあえず苦手な子どもとの同居が始まっていた。 命を狙われそうになった真希だったが、間一髪的場たちから脱出することに成功、そして彼女もワタリのところをめざしLのところに行くのだった。
そして、真希を追ってきたブルーシップの真意を察知したLは、不得意な戦いを強いられることになるが、まずはこのアジトを脱出することに全力を傾ける。 そこにFBI捜査官の駿河南原清隆)が現れ、Lに協力を約束し、逃亡劇が始まるのだった…

本編の「デスノート」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14514942.html http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14517194.html はいったん完結をしましたが、その中の強烈なキャラだったLを主人公に据えたスピンオフ作品ですね。 もちろん主人公は松山ケンイチ、さらに本編に出ていたキャストもそれぞれ登場、チョイ役は多いですが、同時間軸だったりちょっと遡ったシーンでは登場してきます。
また敵役として高嶋政伸工藤夕貴、重要なキャラとして福田麻由子福田響志といった子役も起用されていますね。
デスノート” は使用されず、早々に焼却され、青い炎とともに消滅してしまうので、心臓麻痺で死ぬシーンはありません。
ただ、もっと現実的な “バイオハザード” が取り扱われており、それはそれで恐怖の物語になっています。
物語は、デスノートはもう無いのに、行きがかり上Lを助ける羽目になってしまうFBI捜査官の駿河が参加して、この細菌のワクチンを作るためLが奔走する物語。それにはどうしてもこの二人の少年少女が必要というわけですね。
その科学者に平泉成が出演していきます。 人間あとわずかで確実に人生が終わる言う時に、人類存続の危機を救うという底力が出るんでしょうか?
稀代の天才 “L” しかできないという面を存分に描いた力の入ったスピンオフですが、意外に笑えるシーンもあって面白かったです。

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彼の残された時間は23日

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まずはデスノートの処分

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細菌兵器を手に入れようとする二人

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彼女はLに助けを求め

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ある科学者のところへ向かう

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