一方、キラ事件を捜査するためインターポールから派遣された探偵L(松山ケンイチ)は、月への疑いを深めていく。 恋人を殺されたという事で、「キラ逮捕に協力する」 と月は自ら捜査本部に乗り込み、Lと月は互いに腹を探り合う。
そんな中、キラこと月が手を下していないのに、凶悪犯が死んで行く事件が起こり始める。 第二のキラ出現と、すぐに断定したのはさすがにLだった。 月は下手に否定しようとはせず、色めき立つ捜査本部内部で情報を探り、一体誰が第二のキラなのかを調べ始める。
リュークとは別の死神レム(声:池畑慎之介)のデスノートを手に入れたのは、アイドル・弥海砂(戸田恵梨香)だった。 実は彼女は家族を全員殺された過去を持ち、彼女自身もストーカーに殺される運命にあったのだった。
しかしそんな境遇の彼女に同情した死神ジュラスが、掟を破って彼女を助けてしまい灰となってしまう。 そしてジュラスのデスノートを彼女の届けたのがレムだったのだった。
そして彼女は、家族を惨殺した犯人を殺してくれた “キラ” を崇拝していた。 そして、顔を見るだけで相手の名前と寿命が見える 『死神の目』 をすでに手に入れているのだった。
キラを崇拝する海砂は 『第2のキラ』 と称し、キラを否定する者を殺していく。 そしてとうとう二人は出会い、お互いの存在を確認するのだが、早くもそこにいたのはLだった。
一応の完結編のこの作品、監督、キャストはほぼ同じですが、前作で命を落としたキャストに変わり新たに加わったのが、第二第三のキラですね。 別のデスノートを受け取ったのがアイドルの弥海砂、戸田恵梨香が演じています。 そしてそのあとテレビキャスターの高田清美がデスノートを手に入れ、第3のキラになるんですが、これは巧妙な月の操り人形でしたね。 片瀬那奈が演じていました。
この続編は、デスノートの特性を夜神月が、巧妙にシナリオを書き、何とか邪魔者を消そうとするところが面白い。 デスノートの所有権を放棄すると、今までの記憶がすべて消えてしまう。 それを逆手に取った上手いやり方でしたね。
さらには死神さえも手玉にとって、意外と情が深いレムを消してしまう巧妙さ。 しかしリュークはそうはいきませんでしたが。
でもLの死を賭けたやり方にとうとう…というお話でしたね。
そしてスピンオフが製作され、この作品も一応の終止符が打たれるんですが。