鎌倉。 ここには、人間ばかりでなく、幽霊や物の怪、魔物に妖怪、神様、仏様、死神、貧乏神までが住んでいた。 魔界や黄泉の国の間で、生者と死者の思いが交錯する都。
この地に暮らすミステリー作家、一色正和(堺雅人)の元に、若い女性、亜紀子(高畑充希)が嫁いでくる。 彼女はアルバイトで一色の元に原稿を取りにきたときに、運命的なものを感じ、それは一色のほうも一緒だった。 今まで、女性との出会いがなかったわけではない正和だったが、彼女とは会ったその瞬間から心が騒ぎ、そしてとうとう年の差があったにもかかわらず結婚をしたのであった。
しかし、ここは鎌倉、目の前を河童が横切り、あちこちに人ならざる者がいる不思議な土地柄。 亜紀子 はまず面食らったのがこの不思議な土地柄だった。
驚く亜紀子に正和は、“鎌倉は何千年も昔から妖気が溜りに溜まっていろいろな怪奇現象が起こるけれどもここでは普通のこと、すぐに慣れる” と言う。
その一方で、犯罪研究の腕を買われた一色は、迷宮入りしそ うな事件が起きると、警察の捜査にも協力していた。 それらの事件には魔物や幽霊までが関わってきて、一筋縄ではいかなかったが、心霊捜査にも精通する一色は、名探偵でもあった。
そんなある日、大金持ちが殺害される事件が発生。 一色はその捜査を依頼される。 どうやらその犯行は、人間の仕業ではないらしかった。 同じ頃、亜紀子の嫁入りで静かだった正和の生活も大きく変わっていくが…
原作本は、全巻持っている私。 映画化はびっくりしましたが、実は公式発表される前に映画化は知っていました。
監督は山崎貴、「海賊とよばれた男」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14612900.html 「寄生獣」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=%B4%F3%C0%B8%BD%C3 と立て続けに作品を撮っています。
主演は堺雅人、一式先生にはハマルかな? と思いましたが。 映画は久しぶりですね。 印象強いのは 「鍵泥棒のメソッド」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8500048.html ですね。
さて物語は、結婚してここ鎌倉にやってきた亜紀子と、一色正和の夫婦が出会ういろんな不思議な現象のお話です。 まず異空間の鎌倉に戸惑う亜紀子ですが、だんだん慣れてくると、そんな鎌倉に馴染んでいきます。 でも見えないものは見えないんですが、実は夜市で変なものを買わされてしまい、そのため死に掛けてしまうんですね。 そこから死神が見えるようになってしまいます。
貧乏神や、魔界天生、そして鎌倉署の心霊捜査課、原作通りのメンバーが登場してきますが、メー ンのお話は結構オリジナルでしたね。
さて、この作品、うちの息子の店に、実はスタッフというか製作に携わった人が、映画の中で使われる小道具のオファーが来ていたんですね。 お買い上げではなくレンタルということだったんで、初めての話で息子は相場がよくわからず、その話は流れてしまいましたが、実際にはこれだったか! と気づいたそうです。
もし使われたら、最後のクレジットに載っていたのに、残念でした(^^)
しかし、なかなか良い空間を作り上げていました。 続編を作るにはもう一工夫あったらいいと思います。
結婚して一色家の鎌倉に住んだ二人
編集者の本田と
お手伝いのキン
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死神も