2001年作品、シャロン・マグアイア監督、レネー・ゼルウィガー主演。
ロンドン。 出版社に勤める32歳の独身女性ブリジット（レニー・ゼルウィガー）は、ダイエットと恋愛が目下の関心事。 新年のパーティでバツイチで幼馴染みの弁護士マーク（コリン・ファース）に会うが、トナカイ柄のセーターに幻滅。 しかし、そのマークに悪口を言われてめげてしまう。 そんな彼女は、性格を立て直すために日記をつけ始める。
ブリジットは上司のダニエル（ヒュー・グラント）を何気に意識している。 そして彼女が出版記念パーティーの時、機転を彼女なりに利かしたスピーチにダニエルがこちらを向いてくれた。 その夜、セクシーな上司と急接近、自分にもいい流れが来たのだと勘違いをしてしまう。 ところが、彼はとんだ浮気男で、その浮気相手であるアメリカ人の同僚と婚約してしまうのだった。
性懲りもなく、ダニエルは引き止めにかかるが、「ここで働くくらいならサダム・フセインの尻を拭いた方がまし」 という、名文句を残し、とっとと辞めてしまうのだった。
そして、転職してテレビ局のリポーターになる。 やがて友人夫妻に呼ばれた夕食会で、ブリジットは以前紹介されたバツイチの弁護士マークに再会することになってしまう。
実はダニエルとマークは知り合いというか、ある因縁があるのだった。 めったに笑わない堅物のマークだった彼は恋人連れだったが、ブリジットに好意を示すのだった。
そしてブリジットの33歳の誕生日の夜、彼女の家に祝いに来てくれたマークといいムードになるのだったが・・・
新作がなんと１１年ぶりに公開されるという事で、今までの作品を見ようかと思い鑑賞しました。 原作小説は大ベストセラーになったんですね。 さすがに私は読んだことが無いのですが、映画なら入っていけそうな気がしていました。
主演はレネー・ゼルウィガー、このシリーズ以外では 「ミス・ポター」 を昔見ていますが、あまり強い印象が無い。 代表作の 「シカゴ」 も未見なんでほとんど初めて見るのかもしれません。
物語は、マークと、ダニエルの間を行ったり来たりする三十路の女性、胸は大きいがその分ちょっと太め、でも明るい性格で嘘がつけなくて、ちょっと不器用。 しかしすぐにめげてしまいなかなか自分に自信が持てない。
これは世の女性だけでなく男性も共感できるところが多いですね。 それにこれは主演のレネー・ゼルウィガーが、本当に自然な実物大の演技を見せていて妙に可愛い。 とても可愛いという容姿や設定年齢でもないんですが、何か本当に愛らしいんですね。 それもこのブリジットの性格が素直だからなんでしょう。
そしてバックの懐かしいBGMが良いですね。 いきなりの 「オール・バイ・マイセルフ」 がいきなりかかり歌っているかのようなシーンは、はじめから彼女の心情を表している良い笑いのシーンでした。
今作では悪役のヒュー・グラントですが、二人の喧嘩のシーンが意外にリアルでなかなかです。 これは続編が楽しみ！
日記をつけ始めるブリジット
