anttiorbの映画、映像の世界

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穴/HOLES

2003年作品、アンドリュー・デイヴィス監督、シガニー・ウィーバージョン・ヴォイトシャイア・ラブーフ出演。

先祖のおじいちゃんがヘマをしたせいで、呪いをかけられ、不幸の家系になってしまったと信じる少年スタンリー(シャイア・ラブーフ)。 彼の先祖のイーラ(ダミアン・ルベイラ)は、幸せになる方法を教えられた約束を占い師ゼローニ夫人(エルサ・キット)との約束を忘れ、船に乗ってしまった。 思い出したのは船の上、もう取り返しが聞かなかった。
それ以来移住した土地で、イエルナッツ家は何をやってもうまく行かない呪いに掛けられていたと思い込んでした。
そんなある日、運悪くスニーカーを盗んだ罪で捕まってしまうスタンリー。 もちろん無実なのだが、彼はこれも呪いのためだと自分の潔白を証明することをあっさり諦め、少年矯正施設行きを受け入れてしまうのだった。
しかし、そこは想像を絶する過酷なところだった。 砂漠のど真ん中に建つその施設で、与えられた仕事は、ただ毎日車に乗せられ、穴を掘ることだった。 
そこには少年たちが数十人同じように働かされていて、  ミスター・サー(ジョン・ヴォイト)と呼ばれている男の指揮のもと、現地に連れて行かれる。 一応水と食料は与えられるが、ここにきている少年たちは、大なり小なり犯罪を犯したもの。
ガラが悪く、新入りに対して結構惨い態度を取るのだった。 脱落したり、脱走したりすると最悪死んでしまう、逃げるに逃げれない場所だった。
さらに恐ろしい女所長・ルイーズ・ウォーカー(シガニー・ウィーバー)が恐怖支配を行い、“人格形成のため” と称して、来る日も来る日も少年たちをこき使うのだった。
スタンリーはここから脱出することができるのだろうか?・・・

この4年後に 「トランスフォーマー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12012969.html でブレイクするシャイア・ラブーフ主演の、日本では劇場未公開の作品。
シガニー・ウィーバージョン・ヴォイトという大物俳優も出演しているんですね。 子役というのは10台半ばなんで、もう俳優として段々キャリアを積んでいくところでしょうか。
監督はアンドリュー・デイヴィス、アクション系の作品を撮ることが多いですが、この作品はちょっと冒険譚、コメディといった感じですね。
物語は、ひたすら穴を掘らされると言った、これが少年に対する厚生施設の作業なのか? 一種虐待に近い感じの施設なんですが、もう見るからに胡散臭いミスター・サーと所長、これはなにかあるなとすぐにわかります。
ただ、逃げるに逃げれない環境、少年たちは刑期が終わるか、家族が無罪を勝ちとり弁護士が来るかどうかじゃないと脱出できないことを逆手に取った強制労働なんですね。
意外にいじめだったりシビアなんですが、ここで一番小柄で、年少のゼロという少年とスタンリーが仲良くなるところから、彼の運命が変わっていきます。 クレオ・トーマスという少年が演じています。
最後のどんでん返しまでけっこう長くつらいんですが、ハッピーエンドになるそれはアメリカの少年冒険譚でした。

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イエルナッツ一家

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無実の罪でここに来たスタンリー

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なにやら胡散臭い3人

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ただ穴を掘るだけの毎日

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そして仲良くなるゼロ

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