anttiorbの映画、映像の世界

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ザ・インシデント

2011年作品、アレクサンドル・クールテ監督、ルパート・エヴァンス、 ケニー・ドーティ、デイヴ・レジーノ出演。

サンズ精神科保護施設で調理のバイトをしながら、売れないインディーズバンド活動をしているジョージ(ルパート・エヴァンス)、マックス(ケニー・ドーティー)、リッキー(ジョセフ・ケネディ)の3人。 バンド自体では食っていけない3人だったが、このバイトは高額のバイトだった。
特にジョージは、高額の報酬をもらう限りは手を抜けないと思い、調理もしっかりと行い、少しでもいい味にしようという熱心さがあった。
しかし、シャッターが開き、ひとりひとりに料理を配るとき、凶悪犯罪者である患者たちは突然暴れだす時もあり、動揺を隠せないことも多かった。
その日、ジョージは夜中のライヴに出演し、早朝からはバイト先で食事の材料を受け取る予定が突然入っていた。 さすがに疲れが隠せず、少し仮眠を取った方がいいと言われたジョージは、食事を配った後、横になっていた。
そんな時、施設で停電が起こり全員が閉じ込められる。 そして闇に乗じて、患者たちの暴動が起こり、警備員や施設職員に襲い掛かって来たのだった。
残されたジョージ、マックス、リッキー、そしてコックは調理室に避難する。 リッキーは食材保管庫に立てこもり、他の3人は外部に助けを求めて施設から脱出すべく、職員オフィスを目指す。 はたして3人は脱出できるのだろうか?・・・

そもそもここは、精神に破綻をきたして犯罪を起こしてき た囚人たちの保護施設なんですね。 3人が作る料理を配るとき、一緒に与えられるのが、白と青の錠剤、これを飲まされることになるんですね。
おそらく精神安定剤なんでしょうが、それでも程度の差があり、つっかかって来たりする囚人もいます。 そういう囚人は一番最後に回されますし、暴力的な行動をとる者は飯抜きで強制退出されます。
屈強な警備員、職員もいますが、もう冒頭からこの患者たちが一斉に牙を剥いたらどうなるのか? そういうリスクを感じざるを得ない作りになっています。
監督はアレクサンドル・クールテ、コメディ作品を1本、テレビ作品を1本撮っている監督みたいですね。
主演のルパート・エヴァンスは「ヘルボーイ」 に出演していて、ホラー、スリラーに出演が多いで すね。 これが初の主役? なのかもしれませんね。
物語はこの地獄絵図になってしまった施設でどうやったら生き残ることができるのかという、ある意味サバイバル劇ですね。 しかし、武器は患者たちにほとんど奪われてしまっています。
停電くらいで患者たちが一斉に変わってしまうのか? その謎もこの作品の肝となっています。
停電後は暗闇の中のバイレンスなのでちょっと見にくいですが、ラストの妄想シーンもなかなかグロかったです。

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囚人たちは管理下におかれていた

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そして停電後暴動が

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逃げ込む3人

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不気味に近づく囚人

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果たして脱出できるのか?

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