anttiorbの映画、映像の世界

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詐話師 STING

1997年作品、片岡修二監督、香川照之村井国夫、下元史朗、石塚英彦出演。

ギャンブル場にたむろするコーチ屋の伊達俊介(香川照之)は、一匹狼のコーチ屋だった。 しかし、極道の姐御をカモろうとして窮地に陥った。
ボコボコにされそうになったところを助けてくれたのは、二人の男だった。 警察のふりをして伊達をつれ出した彼らは詐話師といい、甲斐輝雄(村井国夫)と海老沢(下元史朗)は、伊達を仲間に勧誘してくるのだった。
しかし伊達は、自分ひとりでやろうと思ってその誘いを断るのだった。
しかし地元を歩いていた伊達は、競輪場のやくざに見つかり、袋叩きにされそうになるが、通りかかった海老沢に救われる。 そしてとりあえず二人の手口を見ようと二人に同行して競輪場に行った。
カモの不動産屋(螢雪次朗を見つけ、言葉巧みに40万を掠め取るが、不動産屋はまったく気づいていない。 もちろんレースは負けたのだが、二人の芝居にすっかりだまされ、あっさり引き下がる。 その手口に驚嘆した伊達は、ふたりの下で詐話師の腕を磨き始める。
そして二人のやった手口を、一人で実行してみる伊達だったが、やはりうまく行かない。 結局甲斐に助けられた、伊達だった。
しかし伊達は海老沢に、しばらく離れるので仕事ができないと言い出す。 わけを聞かなかった海老沢だったが、少し前にまとまった金が欲しいと言っていたので無理に留めなかった海老沢だったが。
また、伊達が一人でやった仕事の時に賭けた男・工藤(石塚英彦)が弟子入りをしてくるのだった。 銀行員だったが、伊達と海老沢の正体を1日見ていて自分も仲間に入りたいと思ったという事だった。
正体を知られたので断るわけにもいかず、仲間に入ることになった。
そんな時、甲斐が殺されたというニュースが流され衝撃が走るのだった・・

“詐話師” という仕事屋がいるんですね。 まあ簡単に言うと、詐欺師なんですが、決定的に違うのが、騙した後被害者が騙されたという認識が無い状態にする手の込んだ手口ですね。
監督は片岡修二、ピンク作品が多く、後年Vシネマに進出して来たそうですね。 あまりVシネ系は見ないんですが、20年近く前に作られた作品で、香川照之主演という事と、設定が面白いので、鑑賞して見ました。
この後一世一代の勝負に出るこのチーム、そのままだましては面白くありません。しっかり一ひねりありました。
まあ低コストなんでこのくらいでしょうが、多少の色っぽいシーンもあってそこそこでした。

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危ないところを救われる伊達

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海老沢に仇を撃ちたい伊達

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