anttiorbの映画、映像の世界

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魔女っこ姉妹のヨヨとネネ

2013年作品、平尾隆之監督、諸星すみれ加隈亜衣:声の出演。

魔の国にある樹老長さん(声:長克巳)の森で、ヨヨ(声:諸星すみれ)とネネ(声:加隈亜衣)の魔女の姉妹は、魔法や呪いに関する悩みを解決するのろい屋を営んでいた。 その日もある女性の依頼で、行方不明の姉妹を探してほしいという話を聞いていた時だった。
大きな音がして、外を見ると、見たこともないような大樹がいきなり魔の国に出現したのだった。 それはこの国にはない現代的なマンションに絡みついた状態で出現していた。
さっそく活動的なヨヨは、果敢に建物内に入っていく。 しかしマンションらしき建物には絡みついた木々があるばかりで人影は無かった。 なによりもこんな四角い建造物は見たことが無かったヨヨだった。
しかし四角い箱(エレベーター)をこじ開けた時、二人の人影を見た。 少年と幼い女の子で、ヨヨもそこに割って入って行ったが、二人の姿は無く、突然エレベーターがわけのわからない動きをするのだった。 そして足元に魔法陣が浮かび上がり、異世界に飛ばされてしまうヨヨ。
そこには突然現れたヨヨに驚いた孝洋(声:沢城みゆき)とその親戚の亜紀(声:佐々木りお)がいた。 またなぜかちびだったヨヨは、すらっとした体形になっていた。
自宅に駆け戻ると、ドアがなぜか開けられない、ヨヨ達はドアを突き破り入ると、そこには化け物の姿になった孝洋の両親がいた。 
兄の健生(櫻井孝宏 )は取り乱していたが、これは何かの呪いだとヨヨは感じるのだった。 ドアを魔法で直すと、3人はヨヨが魔法使いだという事を信じるのだった。
ヨヨにこの原因を追究することを依頼し、孝洋はさっさと遊びに行ってしまう。 ネネがとっさに送ってくれた魔法道具が入ったカバンを開け、呪いの発信元をたどる道具で、その後を追っていくと、そこは学校だった。
そこには遊びに行った孝洋と亜紀がいた。 孝洋たちはある携帯アプリで遊んでいた。 そしてそこにいた孝洋以外の3人がやはり魔法にかかりバケモノの姿に変わって、その中の携帯を持ったやつが逃げてしまう。 必死にヨヨはそれを追うのだが、この現実席アで誰が呪いをかけているのだろうか?
一方魔の国にいるネネは、魔の国と異世界で起こって いることに関連性があるのではないかと疑っていた。 2つの世界をまたいで、姉妹の調査がはじまる…

何気に見たアニメ作品、原作の題名は 「のろい屋しまい」 という物騒な名前ですが、いたって緩いファンタジー作品、でもなかなかレベルの高い作品でした。
2013年の暮れに公開され、高い評価を受けながら興行成績は振るわなかったそうですが、クオリティーは高く、なかなかのお話でした。
どうもこれは前日譚というか、もっと前段階のお話があるようですね。 映画は全くのオリジナルのお話で、現実世界が舞台となっていますので、異質だったんでしょうかね?
私はこれを初めて見たので、魔の国がどうい世界で、どういう人物背景なのか、連続アニメだったら見たいですね。
監督は平尾隆之、作品を見るのは初めてですが、なかなかいいですね。ぜひ長編ものは見たい監督ですね。
物語は結構泣かせるお話になっていきますが、ヨヨの明るいキャラが何とも心地いい、すべてに前向きで、ヨヨガ人間世界であることを学習するんですね。 それは魔法の世界では決して味わえないこと、悲しい事でした。
しっかりとしたテーマもありこれはお勧めの作品です。

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姉のヨヨ

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勉強熱心な妹のネネ

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突如現れた不思議な建物と同化した木

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エレベーターで飛ばされた人間界で出会う二人

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そして呪いによりバケモノに変化する人間

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なぜかヨヨはこちらでは体系が変わっていた

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