2016年作品、山田雅史監督、生駒里奈主演。
過去の陰惨な殺人事件により廃校となった天神小学校へといざなう、呪いのおまじない 『しあわせのサチコさん』 を行い、怨霊の棲む異空間へと飛ばされたのは直美(生駒里奈)たち如月学園の生徒だけではなかった。 興味半分で噂を聞きつけ、白檀高校の男女も霧崎凍孤(石川恋)が言いだしっぺで、黒崎健介(水石亜飛刻)や刻命裕也 (青木玄徳)たちも同じような 「しあわせのサチコさん」 をしてしまい飛ばされてしまった。
如月学園の女子高校生の直美は、幼なじみの哲志(池岡亮介)や親友の世以子(喜多陽子)など多くの仲間たちを失った。 しかし彼女な強制入院をさせられていた。戻ってきた世界では、哲志たちは存在しないことになっていた。 それを誰に言っても信じてもらえず、狂言を言っているとされ、隔離されてしまいやっと退院してきたのだった。
半年後。 そのことを知っているのは生き延びたあゆみ(前田希美)と直美だけ、しかしあゆみは、亡くなった友人たちを取り戻す方法があると言い出す。
ある日、姉のひのえ(石森虹花)の部屋に行ってみると、机で寝ている姉の脇に小さいビンに入った骨があった。 それは “サチコの骨” で、それを使って時間をさかのぼり、悲劇の舞台となった天神小学校に戻り、みんなを無事に連れ帰るという方法があるというのだった。
でも、無事に帰れる保証はない。 サチコを成仏させ、“逆打ち” をして戻るという方法で戻る計画だった。
はたして二人の計画は成功するのだろうか?…
前作の 「コープスパーティー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13354739.html が意外と言ってはなんなんですが、結構怖くてグロかった。 いこまちゃんがこういう作品に出ること自体意外でしたが、頑張っていましたね。 オタクキャラで、親父キャラ、バラエティ向きで、ドラマはあまりと思っていましたが、結構嵌っていた役。 演技の方の固さはあまり変わっていませんでしたが。
今作では、生き残った二人がある方法を用いて、時間と空間をあの時点に向かうという設定でした。 確かに半年前に二人にとって起こったことですから、ある程度の記憶は鮮明ですからどこに何が現れるかがわかっていますよね。 そして敵が誰かも。 しかし戻った時間軸はちょっとずれていて、もうある程度犠牲者が出た後だったのがまず大きなショックでした。
まあ同じキャストをもう一回起用ができなかったからでしょう、しかしここに、他校の生徒も飛ばされてきたことから、新たな要素が入り込んでしまうんですね。
また欅坂の石森虹花が参加していたのにはちょっと驚きでした。 見た目が大人っぽいので、ちょっと年上のあゆみの姉役でしたが、彼女は18歳、生駒ちゃんより年下なんですがね。 でも落ち着いた感じの役割で、ちょっと詳しく力がある設定でした。
ほんとうはこのひのえ役をもう少し膨らませるともっと面白くなったと思いますが、86分という短い尺の中なんでそれは無理でしたね。
この作品結構面白いので、キャラにもう少しスポットを当てた連続ドラマにしても良いのでは? そしてサチコの設定も一工夫がされていて、なかなかでしたが、ラストのあの異形が気持ち悪かったですね。
乃木坂の主力を出しているんで、しっかりとしているホラーでした。
彼らもやってしまったおまじない
そして二人も再び天神小学校に
そして生き残っている仲間に
そしてサチコの亡骸に
彼らも3人が生き残っていた
そしてひのえもこの空間に