anttiorbの映画、映像の世界

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オーメン/最後の闘争

1981年作品、グレアム・ベイカー監督、サム・ニール主演。

アメリカ、イリノイ州・シカゴのソーン博物館で、がれきの解体作業が行なわれていた。 そのがれきの中から7本の短剣が出てきた。 黒人の作業員がそれを着服し、骨董品屋に売った。 短剣はオークションにかけられ、落札者が調べると 「メギドの短剣」 だと分かるのだった。
神父に託された短剣は海を渡ってイタリア・スビアコに行き、受け取ったイタリアのデ・カルロ神父(ロッサノ・ブラッツィ)は感激する。
メギドの短剣はかつてブーゲンハーゲン(レオ・マッカーン
)がロバート(グレゴリー・ペック)に渡したもので、悪魔の子を退治できる7つの短剣だった。
32歳になった悪魔の子ダミアン・ソーン(サム・ニール)は、総合商社ソーン・コーポレーションの社長であり、アメリカ合衆国大統領顧問という最高の地位についていた。 事故?でなくなった義父から受け継いだ地位と、トップクラスの頭脳でここまで彼はのし上がった。 大統領から駐英大使の任務を与えられた彼は早速イギリスへと渡った。 
一方、イタリアのスビアコ修道院のデ・カーロ神父は、7つの短剣をもっており、その調査の結果、ダミアンが悪魔の子であることを知り、7人の修道僧を集める。 ダミアンは強力な邪悪な力に守られている。 そのために1本ずつ剣を与えダミアン殺害を命じた。
テレビの女性ニュース・キャス ターのケイト(リサ・ハロー)は、ダミアンをインタビューすることになり彼に接近した。 そのナマ放送中、 ダミアンの命を狙っていた神父の一人が焼死するという事件がおきる。 さらに人気のない郊外でダミアンを追跡していた老神父が誤って2人組の神父に殺され、その2人も落雷が原因で命を落とす。
そして、ダミアンの忠実な秘書ディーン(ドン・ゴードン)の妻が神の復活した3月24日に子供を出産しするのだった…

とうとう国を動かす地位まで上り詰めたダミアン、彼も32歳という働き盛りの男性になっていました。 アメリカをもう裏で動かせるほどになりつつも、ダミアン暗殺事件が起き、そして彼自身もいよいよ神父側の強硬な反撃を感じ始める作品ですね。
そもそも当時、“666”というキリスト教でいう悪魔の数字を持った者が現れ、世界を支配し人類が滅亡するという、終末思想が語られていました。
“反キリスト”は出現する予言は至る所にあり、その者が最終戦争を引き起こすというのが、けっこうまことしやかに言われていますね。
それをうまく作品として3部作にしたのが、この「オーメン」 シリーズとして世に出たと認識していましたが。
この作品の怖かったところが、1作目の撮影中に事故が怒ったり、けっこうそれでも話題になったことと、本当に隠れた反キリスト、獣の子がどこかに出現するのでは?とささやかれたこと、映画と現実のクロスオーバーが言われていたことですね。
さて今作の監督はグレアム・ベイカー(グラハム・ベイカーという表記もありますが)他作品も数本ありますが、私は観てはいません。
主演はサム・ニール、「ジュラシックパ ーク」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13335637.html 「~3」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13341741.html  、言うまでもなく多くの作品の主役に、悪玉にもなっています。 若い日のサム・ニールでしたね。
しかし、この3作目は一転して、ダミアンが劣勢に、弱々しく感じられるんですよね。そしてあのあっさりしたラスト、無理やり幕引きをしたような感じが否めません。
こういうデリケートな題材なんで、強引に幕引きしたんでしょうか?

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とうとう上り詰めたダミアン

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しかしメギドの剣が見つかる

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そしてダミアンに近づくインタビュアー・ケイト

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彼女の息子・ピーター

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生き残るのはダミアンか?それとも

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