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ペレ 伝説の誕生

2016年作品、ジェフ・ジンバリストマイケル・ジンバリスト監督、ケヴィン・デ・バウラ主演。

少年エジソン・アランテス・ド・ナシメント(レオナルド・リマカルバーリョ)は、スラムの仲間と、ストリートサッカーを日々する毎日だった。 もちろんサッカーボールなんてなく、洗濯物を丸めたものをボールがわりにサッカーをする日々を過ごしていた。 しかし母・セレステマリアナ・ヌネシュ)は、そんなサッカーよりも、学校に行って勉強をしてほしいと毎日エジソンに言うのだった。
彼の父・ジョアン・ラモス・ドゥ・ナシメント(セウ・ジョルジ)は、元サッカー選手だったが、怪我のために選手生活が終わってしまった。 今は病院のトイレ掃除をしている。
1950年、地元ブラジルでFIFAワールドカップが開催され、ブラジルチームは優勝を確実視されていたものの、敗退してしまう。 全国民は絶望し、エジソンの父もショックのあまり涙を流していた。 そんな父に、ブラジルをワールドカップで優勝させると約束するエジソンだった。
エジソンは、母の仕事を手伝っていた。 金持ちの家の掃除をしていたが、そこの息子にある日、からかわれるエジソンだった。 そのときエジソンを軽蔑して呼んだのが “ペレ” だった。
ある日、フットサルの大会が開催されることを知ったスラムの少年たち、そこにはプロ サッカーチームのスカウトも来るということで、彼らは参加する事にする。 もちろん親には内緒だった。 貧しくとも、ブラジル人独特の足技を使いこなす少年たち。裸足の彼らは順調に勝ち進んでいく。 そしてエジソンの技術は早くも注目されていた。
そして決勝を迎えるのだが、相手は母の働いている金持ちの少年のチームだった。裸足を馬鹿にされたエジソンたちは、シューズを買うため、豆を盗んでそれを売り中古のシューズを買い試合に臨んだ。 しかし慣れないシュ-ズが合わずどんどん点を奪われていく。 しかしエジソンが裸足になってから、あっという間に1点差まで追いつくが。惜しくも敗れてしまうのだった。
しかしそれを見ていたのがサントスFCのスカウト・ヴァルデマール・ デ・ブリット(ミルトン・ゴンガルベス)だった。 彼はエジソンの父に名刺を渡し、サントスにこないかと声を掛けるのだった。 そして会場はペレコールで一色だった。エジソンが“ペレ”になった瞬間だったが、そのあと悲劇が起こり、ペレはサッカーを捨ててしまうのだった・・・

ペレの伝記映画、ゲスト的に彼が出ている作品は、数本見ましたが、伝記映画は初めてです。
監督はジェフ・ジンバリストマイケル・ジンバリスト、兄弟でしょうか? 主演と言うかペレのプロになった以降はケビン・デ・パウラ、今作で初めて見ますね。
そして彼が初めて17歳で出たワールドカップ・1958FIFAワールドカップスウェーデン大会までを描いていました。
有名サッカー選手は、通称で呼ばれることが多いんですね。 彼意外でも 「ジーコ」「ロナウジーニュ」 などもそうなんですよね。 プロ野球でもたまにあるパターンですが、世界的有名選手ではサッカー界が浸透度がすごいですよね。
また今作では、どうしてブラジル選手が足技がすごいのかも触れられていました。 この部分はすごいですし、ある意味暗黒の歴史から生み出されたものと言うちょっと悲しい歴史部分でしたね。 これを見せられると、ブラジルサッカーを応援したくなります。
“ジンガ” の悲しい発祥に日を当てた、ペレの偉大な足跡、私が見た回にも少年少女たち、おそらくサッカーをしている学生でしょうが、はじめは煩く、しょうもなかった輩が、ペレの物語を見るにつれて静かになっていきました。
彼らにも通じる偉大な選手の物語、これは面白かった。

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友の悲劇を乗り越え、父と練習

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そしてサントスと契約

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しかし大怪我に見舞われる

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しかし他の選手もどんどん倒れ、彼の出番が

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とうとう彼のジンガが

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世界のペレ誕生の瞬間

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