2019年の、ステフェン・ワウテルロウト監督、ヨセフィーン・アレンセン イェネフェル・ホッフマン ソンニ・ファンウッテレン テレンス・シェウルス出演。
一週間のサマーバカンスを楽しむため、家族とともにオランダ北部の島にやって来た11歳のサム(ソンニ・ファンウッテレン)。 この世のすべての生き物がいつか死を迎えることを知った彼は「地球最後の恐竜は、自分が最後の恐竜だと知っていたのか」というまったく答えの見つからない哲学的な疑問に思い悩んでいる。
そんなある日、サムの前に不思議な魅力に溢れる少女テス(ヨセフィーン・アレンセン)が現れる。 彼女は今まで出会ったどんな友達とも違っていて、はにかむ笑顔を見せるかと思えば、急にそっぽをむいたり、大笑いしたり……。
そんな彼女に次第にサムは魅かれていくのだった。 ところが母親(イェネフェル・ホッフマン)とふたり暮らしのテスは、不在の父をめぐる重大な秘密を抱えていた。 12年間ずっと生き別れてきた父親に対するテスの切なる想いを知ったサムは、彼女が考案した奇想天外な作戦に協力するのだが……
変わった少年と、変わった少女のお話ですね。
監督はステフェン・ワウテルロウト、長編デビュー作ということです。
主演のサム少年はソンニ・ファンウッテレン、今作が本格的なスクリーンデビューです。
テス役はヨセフィーン・アレンセン、彼女も映画は初出演のようです。
物語は親子4人でバカンスにやってきた家族、その中の次男のサムは、面白い思考を持っていました。 自分が最後に生き残ったらどうしよう? そのために孤独に耐える訓練が必要だと思い込みます。 そんな中、海岸で穴を掘ってその中にいたサムでしたが、兄が落ちてしまい骨折してしまいます。 サッカーをしていた時で、兄はせっかくの休みに病院に行くことに。 父が連れていきますが、その間にサムはテスと出会います。 テスの母は病院で働いていて、彼女の家は、海沿いにテラスを持っていて、避暑用に貸し出しています。
そこに一組のカップルがやってきます。 でもテスは母親に内緒で貸しているらしく、自分で案内をして歓迎します。 なぜかサムも立ち会うことに。 どうやら無料招待をしていたらしく、テスは男性のヒューホにある感情を抱いていることがわかってきます。
今作は、シングルマザーの母から、父は死んだと聞かされていたテスが、自分で父が生きていることを突き止め、その父に会いたいという気持ちがだんだん明かされていきます。
サムの初恋もかかわってきますが、自分の卑屈なほどの変わった考えが、この夏休みで、氷が解けていくようになっていきます。
ふわっとしたお話ですが、着地点は良かったです。
※在庫の記事があるまでは新作をアップしますが、新型コロナで1か月間、首都圏の劇場が閉館してしまうので、そのあとは、配信の新作を朝にアップする予定です。
兄は骨折をしてしまう
サムはテスと出会う
一方、孤独に耐える訓練も
しかしテスに誘われ
貸別荘に
彼女にはある悩みがあった