2008年作品、ロビー・モハット監督、スーザン・ハービソン主演。
昔巨匠スタンリー・キューブリックの 「2001年宇宙の旅」 を中学生の時見たときの話を始めにしようと思います。
テレビ初登場ということで、クラスで前から話題になっており、確か1980年だったか当時の2時間しか取れないVHS2本で撮った覚えがあります。
正直わけがわからないんですが、何か「スターウォーズ」とは違う存在感がありましたねぇ。 その後、LDで買って何度も見て自分なりの解釈で理解しようとしていましたが、それでも難解な映画でした。
続編となる「2010年」はわかりやすい作品となっており、何とかつじつまが合っており2本でどうにか自分なりの決着をさせていました。 ところで・・・・
今回の作品ですが、2008年イギリス作品。イギリス作品でSF? ちょっと嫌な感じがするのを振り切って見てみました。
なんと特撮は一切なし。 CGも見る限りなし。セット(宇宙空間を感じさせる)もほとんどなし。
4人のクルーが大事な使命?を持って宇宙に旅立つわりには唐突に、無人の宇宙船に乗ってしまい、そこらの機材(スィッチ)を触ってしまい暴走してしまうという設定。 もう地球に戻れなくなり、そこから4人と3体のロボット、1体のアンドロイドの生活が始まるというトホホのお話。 途中なんとか見れる男が、一人殺され宇宙空間に捨てられてしまい、殺した男は15年の禁固刑(部屋に閉じ込められる)にされるのです。
その前にもうこの4人が人類最後の生き残りとなっており(いつなったのか?)一人女の子が生まれています。 その女の子が大きくなったところで、閉じ込められた男と子供を作ることを、女船長に命令されます。 その後はどんどん時間がたってエンディング。 クライマックスは全然なし。
ちなみに息子も一緒に見ていましたが、開始5分で罵詈雑言、10分後にはもう寝ていました。 しかし全部ではないのでしょうが、イギリスのSFは下手ですね。 この映画は特別だとは思いますが、お金の使い方、設定の大きさが、決定的に欠けているのではないでしょうか? この前書いた「トランスフォーサー」がとてもよく見えてしまったということで、この項は終わります。もう2度と見ないだろうなぁ…