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カオス

2000年作品。中田秀夫監督、中谷美紀萩原聖人出演。
 
サスペンススリラーですが、中田―中谷コンビと言えば「リング2」以降の作品で有名ですね。
「リング」シリーズは当時のホラーの一大ブームとなり、貞子は超有名な幽霊、怪物として確立されましたが、さてこの作品はどうでしょうか?
冒頭小宮山隆幸(光石研)と妻・佐織里(中谷)のレストランでの食事シーンから始まります。 会計をしている間、突然佐緒里が消えてしまいます。 ランチだったので隆幸は会社に戻りますが、その後佐緒里を誘拐したという男から電話がかかってきます。 佐緒里は縛られて拘束され電話越しに助けを呼びます。
隆幸は刑事(國村隼)を呼び電話で3000万の受け渡し方法の指定を受け刑事とともに指定場所に向かいます。 その場所に犯人(萩原)は現れず、犯人は別に隆幸の妹に500万を要求しこちらからはうまく金を受け取ります。 ここで物語が急転して、実はこの誘拐は佐緒里が仕組んだものという展開となっていきますが…
 
多少時間が前後しながら進んでいくので、ちょっと戸惑いますが、テンポは良いのですぐについていけます。 死んだはずの女が生きていたり、ホラー仕立てになりそうになりますが、れっきとしたサスペンス映画の枠は踏み外していません。
萩原は便利屋(代行サービス)なので、どんなことも基本的に引き受ける商売ですが、反面傾いた私生活が垣間見え、荒んだ苦悩する男をうまく演じています。
この人はそういう役が似合いますね。中谷美紀は毎年コンスタントに、テレビ、映画で存在感を見せていますが、この映画でも多少悪女を演じています。 そういえば女優霊(同じ中田監督)をまだ見ていなかったですから、近々みたいと思います。
 
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誘拐された佐緒里
 
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犯人と佐緒里なのだが
 
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