anttiorbの映画、映像の世界

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ほんとにあった!呪いのビデオ Special 5

specialシリーズ最後の作品です。荒れ果てた今は使われていない公園の映像から始まるこの作品。このあたりの時代、2004年となるとネットの動画サイトが一般になりつつあるのでしょうね。special3で使用された画像がネットで、もちろん無許可で流され、それを見た人が病んでしまうという今までに無いパターンが見られました。またこの作品ではデジタルカメラを使った投稿が増え、デジカメならではの投稿画像が後半に入っております。画像ノイズがデジタル独特の物になっていきますが、ここで思ったことは、今までのビデオムービー、8mmビデオに無い移り方を感じました。それは半ば強引に映り込むと言いますか、無理やり割り込むという感が見受けられます。旧タイプの画像は、半透明だったり、ぼやけたり、うっすらという感じだったのが、何か強い意志で入り込んでいたという感じがしました。またこのspecialシリーズが5で最後になっている理由を自分なりに考えると、それは最後の作品かなとも思いました。謎の人形の映った8mmビデオを預かってから、製作委員会の事務所内に不可思議な現象が起こり始め、それがはっきりとビデオに撮られていました。最後の映像は突然蛍光灯が落ちてきて派手に割れるというシーンでした。非常に危険で下に人がいたら大怪我をしたと思われる画像でした。その後このシリーズは作られていませんが、もしかしたら賢明だったかも知れませんね。ここで「ほんとにあった!呪いのビデオ 」シリーズは一区切りですが、一通りシリーズごとに見てきて、投稿作品の扱い方で、結構コンセプトが変わるもんだなあという想いと、送る側もいろいろな思いを持って送るもんだなあという投稿者の人間模様も見れて、結構満足しています。ただ自分であまり動画を撮ろうという気にはなれなくなりましたね。