anttiorbの映画、映像の世界

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恐怖ノ黒電話

2011年作品、マシュー・パークヒル監督、ラシェル・ルフェーブル主演。

メアリー・キー(ラシェル・ルフェーブル)夫のDVから逃れるために離婚を決意し、早く一人になりたいことから、急いで新しい住居を見つけ、この古いアパートに引っ越してきた。 隣ん住んでいるジョージ(ルイス・ガスマン)は、いつも庭の手入れをしているらしく、ちょっと変わっている感じだが、性格は良さそうで声をかけてくれるのだった。
彼女が越してきたその部屋には、すでに回線の繋がった古い黒電話が据え付けられていた。 いまどき見かけない黒電話、しかしもうその日からその電話が鳴ったのだった。
もちろんこの電話番号を知っているものはまだいない。 相手は中年の女性らしく、わけのわからないことを言う。 間違い電話だと切ってしまうメアリーだった。
彼女はほかにも環境を変えるために、フランス語教室に通い始める。 そこには、ジョン(スティーブン・モイヤー)というふさぎ込んだ彼女に話しかけてくる男性もいるのだが、彼女はある意味男性恐怖症になっていて、決して彼を受け付けないのだった。 ジョンはちょっとがっかりする。
しかし、黒電話は、毎日のようになり始めるのだった。 相手は決まって中年女性、そしてどうも精神的に病んでいるのか、夫のことを相談してくるのだった。 自分と境遇が似ていると思った彼女は、ついその相談に乗ってしまう。
そして電話の主はローズ(ローナ・レイヴァー)と名乗り、自分がどこから、そしていつかけてくるのかを言いはじめる。 そう彼女が掛けて来てるのは1979年だというのだった。
メアリーは、元夫のスティーヴン(エド・クイン)とも弁護士を通じていまだに裁判中だったが、一応接見禁止令が出されていた。 しかしスティーブンは、その命令を無視して夜になると訪ねてきたり、鍵が壊れている裏口から入ってきたりするのだった。
そして彼女は黒電話のローズに対して、夫を殺した方がいいとアドバイスをしてしまう。 気になった彼女は、過去のこの町の記録を図書館に調べに行くと、ローズは実在しており、自殺してこの世にいないことがわかるのだった。 しかし黒電話はまたなり、彼女はとうとう夫を亡き者にしたと言いはじめるのだった…

日本未公開のホラー作品、過去からかかってくる電話のお話は、感動のファンタジー作品では 「オーロラの彼方へ」 とかあり、あれは感動の作品でしたが、電話ではなく無線機でしたね。 しかし、あれは過去のピンチを救い、現代の危機も回避する感動作品でした。
しかし今作はぞっとするホラー作品、とくに過去で殺してしまえば、存在がなくなるわけなんで、かかわってきた人の記憶も無くなってしまうんですね。
この後彼女は過去の記録を調べ、何とかローズを仕留めようとするんですが(^^)
監督はマシュー・パークヒル、ミステリーをもう一本取っているようですね。 主役はラシェル・ルフェーブル、綺麗な女優さんですが主役は今のところ今作 だけのようですね。 テレビ作品に多く出ているようですね。
古典的な邦題なんで、白黒作品かな? なんて思っていましたが、設定が上手いホラー作品でした。

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隣に住んでいるジョージと

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なぜかあった黒電話

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そして掛かってきた中年の女性からの電話

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生活、環境を変えようとしていたメアリー

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しかし過去を変えてしまったメアリーに恐怖が

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