anttiorbの映画、映像の世界

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ズートピア

2016年作品、バイロン・ハワード 、 リッチ・ムーア監督、声の出演:上戸彩 森川智之

田舎町バニーバロウで育ったウサギのジュディ(上戸彩)は、幼いころ演劇で、肉食動物と、それ以外の哺乳類との歴史の話を演じていた。 彼女の夢は警官になること、しかしウサギで警官になった例は今までなかった。
父・スチュー・ホップス(大川透)と母・ボニー・ホップス(佐々木優子)は、彼女に対して、ニンジン農家になれというが、ジュディはあくまでもポジティブに考えていた。
警察学校に入ったジュディは、始めは訓練についていけそうもなかったが、必死の努力で、なんとトップの成績で卒業することができた。 そして、市長のライオンハート市長(玄田哲章)と、ベルウェザー副市長(竹内順子)の推薦もあり、彼女は張れて警察官になることになり、高度な文明が発達した動物たちの楽園ズートピアに行くのだった。
夢にも見た、警察官としてのこの地での生活が始まる。 しかしいきなり彼女が行った部屋では、周りは大きな動物だらけ、そしてボゴ署長(三宅健太)は彼女には全く期待していない、いや厄介者扱いだった。
今この署では、行方不明事件が14件も起きていた。 それもどの行方不明者も肉食動物だった。 しかし彼女はその件には一切関与させてもらえず、駐車禁止の取り締まりに追いやられてしまう。
しかしジュディは、必死に取り締まりをやり、やる気を見せるが、そんな時、アイスを売ってもらえないキツネの親子を見かける。 そこはゾウが経営しているアイス屋だったが、彼女は差別を受けている狐の親子を庇い、なんとか大きなアイスキャンディーを買えるようにしてくれた。
しかしそのキツネは、買ったアイスを溶かし、小さくして転売をして、さらに棒も回収、すべて適当なことを言って売りつけるという、詐欺師だった。 彼は・ニック・ワイルド(森川智之)といい、強かに生きているキツネだった。
そんな時、ジュディはコソ泥を捕まえることに成功する。 手柄を立てたと思っていたジュディだったが、署長にかえって怒られてしまう。 しかしそこに、主人が失踪したというカワウソの婦人が泣きついてきた現場に遭遇する。
彼女はオッタートン夫人(根本圭子)といい、急に夫がいなくなったというのだった。そしてたまたまいた副市長のベルウェザーの推薦により、この事件の担当となるのだった。 しかし48時間位以内という制限をつけられたジュディ。
はたして彼女は無事見つけることができるのだろうか?…

ディズニーアニメは、「ベイマックス」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12518224.html 以来の作品、監督の一人・リッチ・ムーアは 「シュガー・ラッシュ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8944151.html を撮っていますね。
「アナ雪」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11254895.html のような感じで、主題歌シーンが予告編に使われていましたが、今作はなかなか出来が良い。 ピクサーの、先日の「アーロと少年」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13978967.html が、ちょっとキャラが弱かったのに比べ、今作は、ウサギという主人公もそうですが、大型動物、肉食動物と、小動物の対比、そして差別が上手く話に取り込まれていましたね。
物語はこの後、どうして肉食動物が行方不明だったのか? そして事件の裏にある謎があり、そして感情的な背景もあるんですね。
人間は一切出てきませんし、哺乳類以外も出てきません。 そして進化を遂げた哺乳類の中でも、小さい境界があるんですね。
人間の境でも人種がありますが、上手く動物の方の世界に、投影されていて、上手い設定だと思います。
なかなかの力作ですが、ちょっとお子様には難しいのでは? 家族連れは多かったんですが、小学生以下には無理かな? と感じました(^^)

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警察官を目指したジュディ

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そして楽園“ズートピア

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卒業をしてここに来たジュディ

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そして初日、見上げるような大きな同僚たち

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そこで出会った、キツネのニック

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