anttiorbの映画、映像の世界

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ボーダーライン


FBIの装甲車がある建物突入した。 エリートFBI捜査官のケイト(エミリー・ブラント)が先頭に立ち、すぐさまその建屋に侵入、完全武装した部隊は、その一部屋一部屋をチェックして行く。 ある部屋に入った瞬間、待ち伏せていた男が発砲してきた。 間一髪彼女はかわし、男は射殺される。
どうしていきなり撃って来たのか? 男が放った銃弾で穴が開いた壁の中から、ものすごい異臭が発せられた。 そこにはビニールにくるまれた死体が数体隠されていたのだった。
そしてこの建屋からは、廊下の壁の中、各部屋の壁の中から35体の死体が発見された。 また床下 や、外の倉庫はこれから調べることに。 そして外には鍵のかかった床に扉があった。 しかしそこを開けようとした時、大爆発が起きた。
彼女と、レジー・ウェイン(ダニエル・カルーヤ)は、ある場所に呼び出された。 そこには上司のデイヴ・ジェニングス(ヴィクター・ガーバー) を始めとして数人の男たちが何やら話していた。 ガラス越しに見ているだけで内容は聞こえなかった。
ケイトが呼ばれ、いくつか質問をされ、そしてその中にサンダル履きの男がいた。
そして何かが決まり3人の男が残り、ケイトはアメリカ国防総省特別部隊に選抜される。 サンダル履きの男は、肥大化するメキシコ麻薬カルテルを潰すための特別捜査官マット(ジョシュ・ブローリン)で、彼に召集された彼女は、アメリカとメキシコの国境付近を拠点とする麻薬組織ソノラカルテル撲滅のための極秘任務に、あるコロンビア人(ベニチオ・デル・トロ)と共にあたることになるのだった。
しかしその任務は、仲間の動きさえも掴めない、通常では考えられないような任務であった…

原題の “Sicario=シカリオ” はメキシコで殺し屋という意味付けがされているらしいですね。 邦題は “ボーダーライン” とされましたが、現代の直読みでも良かった気がしますが、邦題が着いた意味も分かる気がします。
物語は、いきなりの麻薬がらみの人質救出事件のFBIの突入から始まります。 しかしここで悍ましい光景が描かれ、そして大爆発、ヘビーなオープニングでした。
そして何やら密談をかわす、米国のお偉方、身分が定かでない男たちの間で、何か決まったことから、早くも怪しい展開になっていくんですね。 そしてにやにや笑うマットと、飛行機に同乗 してきた男。 この男、なにかトラウマがありそうな行動をほんの少し見せるんですね。
でもマットとこのアレハンドロは、なかなか本当の任務というか、目的を言わないんですね。 それが徐々に明らかになっていくのは、彼女が連れて行かれた先での傭兵たちとの行動でした。
しかし、アレハンドロの本当の姿は、まだ前半ではわかりません。 ただただ無気味な男という事だけでした。
監督は、「複製された男」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13956362.html 「プリズナーズ」 のドゥニ・ヴィルヌーヴ。 ただ今作は、もうベニチオ・デル・トロの存在感が圧倒的ですね。 まあ彼を見に行く作品です。
そして彼が演じるアレハンドロのラスト30分がその通り凄まじいんですね。 そして何気に映るメキシコ人一家の姿、父は警察官なんですが、意味が無い様なこの3人家族が最後でキーポイントになっているんですね。
面白かった!

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サンダル履きの謎の男に

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そしてあるところに連れて行かれるケイト

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しかしある男を拘束して

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情報を引きだし

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国境付近に向かう

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