anttiorbの映画、映像の世界

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ザ・フライ2 二世誕生

1989年作品、クリス・ウェイラス監督、エリック・ストルツ主演。

バートック産業の要塞のような科学研究所で、ある女性が出産をしていた。 激しい苦痛を伴い、超難産のようだ。 その女性はベロニカ・ロニー・クエイフ (サフロン・ヘンダーソン)、そう、彼女が身ごもったのは、セス・ブランドル(ジェフ・ゴールドブラム)の子供だった。
誕生した赤ん坊、それは巨大な昆虫の卵のようなものから殼を割って産まれ出た。そして母親は死んでしまう。
マーティン・ブランドルと名付けられたその赤ん坊は、遺伝子レベルで人間とハエのそれが混ざりあったミュータントで、異常なスピードで育ってゆき、脳の発達も早い天才児(マシュー・ムーア)であった。 社長のアントン・バートック(リー・リチャードソン)は自分が父親代わりと幼い彼に言うのだった。
研究所であっという間に10歳の体格に成長したマーティン(ハーリー・クロス)は、ある日部屋を抜け出して、見つけた実験用の可愛がっていた犬が、ベイ17という場所にあるテレポットの中に入れられ、変わり果てたおぞましい姿で再び現われ出たのを偶然目撃し、大きなショックをうける。
そして彼は5歳の誕生日を迎え、すでに成人の体に成長したマーティン(エリック・ストルツ)は、バートックから彼の実父が、あのテレポットを発明したことを知らされる。そして彼に素晴らしい住居を与えたバートックは、マーティンにテレポットの完成をさせるため、会社で働くことを頼み込む。
ビデオで父の姿を見たマーティンは、自分もそれを利用した転送実験に取り組むことを決意する。 やがて彼は研究所のコンピューター・プログラマーのベス・ローガン(ダフニ・ズーニガ)と出会い、恋におちた2人は夜中、2人だけの実験を進めてゆくが、その間にもマーティンの体は確実に変化し続けていた…

前作 「ザ・フライ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13792357.html の正当の続編。 死んでしまったセス・ブランデルはビデオ映像での出演でしたが、前作で前ふりがあった出産シーン、前作では悪夢のシーンにされていましたが、そこを引っ張って冒頭に使っていました。
オリジナルというか旧作にも続編があるんですね。 旧作の 「ハエ男の恐怖」 続編の 「蠅男の逆襲(恐怖のハエ人間)」 は未見なんでいつかは。
物語は、ベロニカの出産シーンから始まります。 配役はチョイ役なんで変わってしまいましたが、ここは正当な続編を表していますね。 驚異的な力を身に着けてしまった父・セスでしたが、その力は彼に継承されていました。
そしてその力をはじめから利用としていたのが、バートックという会社のオーナー:アントン・バートックでした。 言葉巧みに少年の父替わりと言って馴染ませ、信頼を経て、5歳にして成人した体になり知能も優れている彼に、会社への協力を依頼します。
目的はセスの実験を完成させること。 彼は期待に応えて、成功させ、そしてさらに変化の起こった自分の体を戻すことも、突き止めるんですね。
ただ純粋に育ったマーティンは、それが大きな犠牲を伴う事に心を痛めます。
監督は前作で特殊メイクを担当したクリス・ウェイラス、こういう作品は悲劇的なラストが予想されますが、続編という事もありちゃんとした帰着点が用意されていました。
格落ちの続編が多い中、なかなか面白かったですね。

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卵、繭のような形で生まれ出た

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そしてあっという間に幼児に

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さらに成長し恋までするマーティン

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しかし体は変化していき

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そしてとうとう・・・

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