anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

キリング・ゾーイ

1994年作品、ロジャー・エイヴァリー監督、エリック・ストルツ主演。

アメリカからパリにやって来たゼッド(エリック・ストルツ)は、偶然乗ったタクシーの運転手が、気を利かせてホテルに寄越したコールガールのゾーイ(ジュリー・デルピー)と出会う。
彼女は昼間は普通に働きながら美術学校に学んでいると言った。 2人は部屋のTVが 「吸血鬼ノスフェラトウ」 を映し出す中で、情熱的に愛し合う。 彼女は、ゼッドに仕事でフランスに来たのかと聞くが、彼ははっきり答えようとしなかった。
やがてそこに、ゼッドの旧友エリック(ジャン・ユーグ・アングラード)が訪ねてきて、ゾーイを乱暴に追い返すと、ゼッドをアジトに案内した。 エリックは、5人の仲問たちに引 さ合わせる。
実は、ゼッドは天才的な金庫破りで、パリ国際銀行襲撃を企むエリックが彼を呼び寄せたのだ。 明日の決行を前に、酒とドラッグの馬鹿騒ぎが始まる。 ヘロイン、ハシシ、ドラゴン、ドラッグは何でもある。 ゼッドはあまり気がすすまなかったが、その場のノリでドラゴンという中国の薬をやってハイになってしまう。
そこで地下のジャズを鳴らしている店に行き、盛り上がるのだが、エリックはエイズに感染していると告白した。 ドラッグで朦朧となったゼッドに、仲問のオリヴァー(ゲイリー・ケンプ)が 「奴はお前を愛している」 と囁く。
しかしその店で、女がゼッドに話しかけてくる。 エリックはゼッドが女と話すのが気に入らない。 すぐに引き離し、直ぐに赤いカプセルを飲ませる。 いった いこのドラッグはなんなのか?咳き込むゼッド。
2人の付き合いは12歳のころから。 エリックは両親が離婚し、アメリカとフランスを行ったり来たりしていた。 アメリカにいる時に近所だったのがゼッドだった。
そして決行の日を迎えるのだった…

ロジャー・エイヴァリー監督の監督初作品、主演はエリック・ストルツ、ヒロインはジュリー・デルピー、そして重要な役でジャン=ユーグ・アングラードが出演しています。
ジュリー・デルビーは、監督作として、 「スカイラブ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10833318.html を鑑賞していますし、なんといっても代表作は、ビフォアシリーズですね。
「~サンライズhttp://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11510753.html 「~サンセット」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11520893.html 「~ミッドナイト」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11525199.html の3作品は、彼女の体当たりの演技が凄いですから。
物語は、アメリカ時代の幼馴染みの要請で、フランスに来たゼッドから始まります。そしてたまたま乗ったタクシーの運転手が気を聞かせて、ホテルに行かせた女性がゾーイという女だったんですね。
けっこう意気投合するふたりですが、現れたエリックは、彼女をあっという間に追い出し、それはもうむごい仕打ちなんですね。
それはなにか焼きもちのような感じさえ受けるんですが、それが最後まで描かれているんですね。
エリックがわざわざ呼んだのは、ゼッドは実は金庫破りのプロなんですね。 実際、腕は良いようで、もう仲間を集めており、すぐ次の日に決行というあわただしい流れになっていきます。
しかし、計画はアバウトな部分が多く、前の日に酒とドラッグをやり放題、もうここからまあ絶対銀行強盗は上手くいかないだろうことは予想されるんですが。
しかしそこの銀行に何といたのは彼女だという事で物語は意外な方向に転んでいくんですね。
破滅的な作品、バイオレンス要素たっぷりですが、何か着地点が意外な感じの作品でした。

イメージ 1
変装をした襲撃犯

イメージ 2
ゼッドトエリックは旧友だった

イメージ 3
しかし計画は杜撰

イメージ 4
そこにいたゾーイ

イメージ 5
彼女はゼッドを庇うのだが

イメージ 6