1969年作品、湯浅憲明監督、加島信博、秋山みゆき、クリストファ・マーフィー出演。
冒険好きの少年明夫(加島信博)とトム(クリストファ・マーフィー)は明夫の妹・友子(秋山みゆき)と3人で、夜の空を望遠鏡で見つめている。 それはいつか宇宙から、空飛ぶ円盤に乗った宇宙人が現れ、地球人と交流をしに来ると信じていたからだった。
そんな時、とうとう明夫は円盤を見つけ、それが裏山に消えていくのを発見するのだった。
すぐに行こうとしたが、明夫の母(浜田ゆう子)は、夜に出歩くことを許してはくれない。 3人は、明日の朝に出直すことにした。
途中、交番の巡査の崑ちゃん(大村崑)に見つかるがうまくかわして、不時着の現場に到着をする。
そこにあった宇宙船は無人で、3人は中に入ったりしているうちに、明夫とトムが遊んでいる時にハッチが閉まり、宇宙に飛び出してしまった。
どこかに向かって飛んでいく宇宙船。 そこに小惑星が前から来てぶつかりそうになった時、二人を心配したガメラが現れ、宇宙船を護衛してくれる。しかしスピードを上げた宇宙船に、ガメラは追いつかなくなり、途中ではぐれてしまった。
やがて、自動操縦される宇宙船は、謎の発進基地に戻った。 だが、この星は荒涼たる廃墟で、恐しい怪獣が跳梁していた。 それは銀色のギャオスで、ガメラが地球で倒したものと同種だった。
そこに地底から、頭が包丁のような獰猛な悪獣ギロンが現れ、ギャオスを切り刻んでしまうのだった。 凄絶な格闘に肝を冷す二人だったが、ある物陰にひそんだ時、二人は円錐形のボックスに入れられてしまった。
明夫とトムは、この星の素晴らしい文明の一端を見て驚き、地球へ返してくれるという女性たちの言葉に帰還をも約束して喜んでいた。 ところが、彼女たちは恐ろしい人種だったのだった…
この作品は、あまり見ていないんですよね。 確か地上波でもそんなに多くは放送されなかったと思います。 ギャオスを切り刻むシーンがグロイからですかね?
ただこの作品はガメラ映画を初めて、劇場に見に行った作品で、よく覚えていますね。 ギロンがあっという間にギャオスを倒してしまうところが、ドキドキでした(^^)
二人が行った先は、地球よりも文明が発達した星でしたが、実は地球の公転周期の間裏にある惑星という事で、地球からは決して見えない惑星という事でした。 この設定がこの作品で一番面白いところですね。 実はこの星が本当にあると言っている人がいるんですがね(^^)
当時は気がつきませんでしたが、この設定だけでも一つのSF作品ができそうですね。
本当は、売れっ子子役だった金子吉延君が主役の明夫役だったそうですね。スケジュールの都合で、流れてしまったそうです。
この作品も好きなんですが(^^)