anttiorbの映画、映像の世界

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裏切り者


NY、仲間をかばって服役していたレオ(マーク・ウォールバーグ)が、ついに出所の日を迎えた。 家族や友人が家に早くから集まり彼の帰りを待っていた。 一番喜んだのは、やはり母のヴァル(エレン・バースティン)だった。 しかし彼女は心臓が弱っていることを叔母のキティ(フェイ・ダナウェイ)から聞かされる。
彼はすぐに身元保証人に、寝室に連れて行かれ、今後の身の振り方を聞かれる。 キティの夫のフランク(ジェームズ・カーン)経営のエレクトリック・レール社で働くと言うと、今後はまっとうに生きることをきつく言われる。
しかし、ウィリー(ホアキン・フェニックス)達は、 早くもレオの事を連れまわそうと思っている。
翌日、フランクのもとに面接に行くと、彼は学校に行けと言う。 しっかり資格を身につけて自立をするように勧められるのだった。 そしてその間援助を約束するとまでフランクは言ってくれる。 ウィリーのことを良く思っていない感じさえするのだった。
ウィリー達と働こうと思っていたレオだったが、ウィリーはフランクの言ったことははあまりそれは勧められないと言う。 それよりも自分と一緒に働こうとやはりレオに進めてくる。
そして彼はフランクと一緒に彼の仕事について行くのだった。 彼は入札の現場に行くが、そこでウィリーは受注をするが、メキシコ系の業者は外されてしまう。 その後その男がウィリーに組まないかと持ちかけてくるが、彼はその申し出を断り、あるところに向かう。
そこに現れた男と何やら話しながら、全裸になり金を受け取る。 どうもやましいことをして金を稼いでいる感じだった。
そしてある事件がレオに降りかかってくるのだった…

なかなか暗い作品で、癒着、なわばり、不正を描いた作品ですね。
監督は、ジェームズ・グレイ。 私は初鑑賞の監督です。 キャストは今やトップの役者になっているメンバーがそろっていますね。
物語は、ケチな窃盗で捕まって、ようやく出所したレオのお話。 しかし彼は共犯者だった仲間を売ることはせず、彼一人が罪をかぶって捕まったんですね。 だから出所パーティーには、その時の仲間も、身内と一緒に待っていました。
そしておそらく主犯格だったウィリーが、その時の借りがあるからでしょう、今の自分の仕事を一緒にやろうと持ちかけてきます。 ただ、母は叔父の所で全うに働くことを希望し、叔父のフランクは、学校に行った方がいいと言います。 はたから見ても遠回りかもしれませんが、妥当な選択ですね。
でも彼は、心臓の弱い母を見て、手っ取り早く金を稼ぎたいと焦ってしまうんですね。 そしていきなりウィリーは彼を懐柔しようと金を掴ませます。
実はウイリーのやっていることは結構ヤバいことで、裏社会の調整役なんですね。 フランクももちろん知っている話なんですが、フランクはレオに対してはそこに絡ませたくないという、好意的な感じですが、若い彼はそこまで気がつかないんですね。
そして、この後殺人事件が起きてしまい、彼のみでなく、家族が壊れていくんですね。
どこにでもある話、日本の社会でも多かれ少なかれある話だと思いますが、レオの最後に取った選択は、正しい反面リスクもあることに感じました。

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叔父と叔母、レオを好意的に見てくれている

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従妹のエリカ、ウィリーと付き合っている

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そして事件に巻き込まれ犯人にされてしまう

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そして彼の取った反撃は

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痛烈な一打となった

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