大人気スター俳優・白木蓮吾(中島裕翔)が突然死ぬ。 第一発見者となったのは、幼い頃からの親友・河田大貴(菅田将暉)だった。 大貴は動揺しながら、数通の遺書を手にする。 その中から一つ選んでほしいという遺言があった。 大貴は遺書に導かれ、蓮吾の短い人生を綴った伝記を発表する。
白木蓮吾=鈴木真吾、通称 “ごっち” は小学生の時に関西から引っ越してきた。なかなか馴染もうとしない感じの少年だったが、壁あてをしながら 「しょうもな!」 と叫んでいたのを、口真似をして一緒に壁あてを始めた河田大貴、通称 “りばちゃん” そして同じ団地の石川紗理、通商 “サリー” と仲良くなる。 そして3人はいつも一緒だった。
思春期となり、りばちゃんはサリー(夏帆)を意識するようになる。 サリーはなんとなくごっちの事を気にしているようだったが、サリーは突然引っ越して行ってしまう。
そして二人は高校の時、たまたま来た東京で、芸能事務所からスカウトされる。 もちろん声を掛けられたのは、イケメンのごっちだったが、ぎばちゃんの方が何とも乗り気だった。
そして二人は進学をせず、東京で二人で暮らし始め、エキストラの仕事をするようになるのだが、あるエキストラの仕事で、ごっちがアドリブで演じたことが評価され、彼はどんどん登っていくことになる。 しかし対照的にぎばちゃんは、相変わらずエキストラの仕事をしながら、バイトをしながら生活をしていた。
どんどん差がついて行く二人、そしてモデル、俳優、歌手としてどんどん登っていくごっち、芸名も白木蓮吾と改め一躍時の人になっていく。 事務所はバーターで、ぎばちゃんの役ももらい、セリフもある役に抜擢されるが、彼は上手く熟すことができない。
ごっちは大手事務所に移籍、そして二人は別れていくのだった。
そして同窓会で久しぶりに会った二人は、二次会で二人っきりで飲み、お互いのわだかまりは無くなった。 しかしその時白木は謎の言葉を言う。
そして次の日、約束通り彼の家に行くと、首をつっている白木蓮吾を見つけるということだったが。・・・
まあここまでがもう一つの映画になっているんですよね。 原作を知っている人は、この後の展開はこの作品の面白さは半減してしまうのではないでしょうか?
宣伝文句で前振りがあるので、構えて観ていたので、なにかがあると思っていましたが、なかなかスライドして行く主人公は面白かったですね。
ネタバレをしないで書くのは難しいので、あとは興味のある方は劇場鑑賞で(^^)
行定監督作品は、 「真夜中の五分前」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12546156.html 「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11375708.html 「クローズド・ノート」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/4548124.html と結構見ていますが、監督に色がしっかり出ている作品ですね。
主人公の中島君が、ちょっとたどたどしい演技なんですが、それが設定に生きていた?そんな作品でした。
いつも一緒の3人
しかしサリーは引っ越してしまう
りばちゃんはごっちと差が開いて行き
再び出会ったサリーに頼るようになっていく
そして衝撃のごっちの自殺