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涼宮ハルヒの消失

2010年作品、石原立也総監督、武本康弘監督、声の出演:平野綾杉田智和

目覚ましが鳴り、キョン杉田智和)は目を開けるといつものように、猫のシャミセンが上に乗っかって寝ている。 真っ先に起こしに来るのは妹(あおきさやか)で、すぐに布団をはがされてしまう。
冬休みを間近に控えた高校1年生の冬、涼宮ハルヒ平野綾)率いるSOS団の部室に行くキョンは、ハルヒがクリスマスに何かやろうといつものようなハイテンションなトーンで提案をしてくる。 結局、クリスマスに部室で鍋パーティを開くことを決定した。
気が早いハルヒは早速パーティの用意を始め、キョンたち団員もその準備に追われていたが、事件が起こることもなく至って普通の学校生活を送っていた。
体育の時間、谷口(白石稔)にクリスマスパー ティーの話をすると、なんと彼は予定があるというのだ。 彼女ができたのか?信じ難いが自信たっぷりに言う彼だった。
迎えた12月18日の朝、いつもの通学路でキョンはクラスメイトの谷口に会い、昨日まで元気だった彼が突然風邪を引いたことに驚く。 そしてクリスマスデートの事を冷やかそうとするが、彼は全くそんなことなどないと言ってくる。 キョンは振られたんだなと勝手に思い込むのだったが。
その後、教室に入ると、風邪で結構な数の生徒が休んでいる。 昨日まではそんな気配がなかったのに?
国木田(松元恵)に聞いても、前から風邪をひいている生徒は多かったとつじつまの合わないことを言われる。 そして決定的なことが起こる。 それは、本来ハルヒの席であるはずのキョンの後ろの席に座ったのは、長門に敗れて消滅し、表向きは転校したことになっているはずのクラスメイト、朝倉涼子桑谷夏子)が現れ、ハルヒの席のはずのところに座ったからだった。
何が何だかわからないキョン、そして誰に聞いてもハルヒの事は知らないと言い、キョンは1年9組にいるはずの古泉一樹小野大輔)の元に急ぐのだが、なんと9組は存在すらしていなかった。 
さらに、朝比奈みくる後藤邑子)は鶴屋さん松岡由貴)と一緒にいたが、2人とも、SOS団に関する記憶はさっぱり無くなっていてキョンのことも全く覚えていない。
あとは、彼が向かった先は放課後のあの部屋だった。 そうSOS団の部室だった。 しかしそこは文芸部の部屋のままであり、そこには眼鏡を掛け、驚いた様子でキョンの姿を見つめる「普通の少女」、長門有希の姿だった。
この世界は一体どうしてしまったのか?・・・

この有名なシリーズ、なかなかアニメシリーズは長いので、世界観を大体把握した中で、劇場版を観てみました。
物語はすっかり一晩で変わってしまった世界でのお話、主人公のキョンだけが、今までの世界の記憶があり、そのほかの誰もは、全く違う世界で生きているという、パラレルワールドなのか、それともそっくり入れ替わったのか? という展開です。
まあこの展開だけで、まず謎解きが始まるので面白んですが、新幹線の移動中に見るにはもってこいでした(^^) 全く眠くならないんですが、ただなかなか謎解きのきっかけを見つけるまでの苦労がありましたね。
それはやはり、カギを握っているのが長門有希でした。 しかしどうつついても彼女はもうただのおとなしい女子生徒になってしまっていて、埒があかないんですね。
そして今までのSOS団の部室と、本来の機能に戻ってしまった文芸部室の違いからキョンの探索が始まります。
そしてなんとか手がかりが、しかしそれさえも謎の言葉でしかわからず、途方に暮れたとき、なんとあの谷口が思わず言ったセリフから急展開を見せるんですね。
ハルヒ役の声の平野綾、これが彼女の出世作? なんでしょうが、私には、「龍が如く」シリーズの花ちゃん役としての認識が強い(^^)
162分の長編ですが、なかなか面白かった劇場版でした。

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鍋パーティーに決まり!

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涼宮が仕切っていく

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しかし一夜にして世界が変わってしまい、戸惑うキョン

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長門もただの少女に

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しかしキョンは、他校に通っている二人を発見する

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そして二人も真相解明になぜか協力してくる

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