anttiorbの映画、映像の世界

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さよなら、人類

2014年作品、ロイ・アンダーソン監督、ホルガー・アンダーソン、ニルス・ウェストロブロム出演。

人間の死の3風景、ワインの栓を開けようとして心臓発作を起こし死んでしまう男。そんな夫の様子に気付かない妻。
臨終の床につき天国へ持っていこうと、宝石の入ったバッグを頑なに握る老女。
現代のバーに立ち寄るスウェーデン国王率いる18世紀の騎馬軍。 何をやってもうまくいかない愛すべき彼らの哀しくもおかしい人生の断片が映し出されて行く。
ジョークグッズを売り歩いている、どこか冴えないセールスマンのサム(ニルス・ウェストロブロム)とヨナタン(ホルガー・アンダーソン)。 彼らが売っているのは吸血鬼の歯、笑い袋と、歯のないじじいのマスクだったが、どの店に行っても興味が無いと言われてしまう。
さらに、おいてもらった店から、売れた分のお金を回収しようとしても、踏み倒されてしまう。 そんなことをやっている間、ふと立ち寄ったカフェに18世紀の国王が何故か立ち寄ってくる。
呆気にとられるふたりだが、兵士たちは王をたたえる歌を歌いながら、戦争に向かうのだった。
2人に、グッズを卸した業者が現れる。 そして代金の回収をするが、二人は部屋から出てこない。 2週間以内に金を払わなければ訴えると脅され、戸惑う二人。
そんな人間模様・・・

スウェーデンの監督、ロイ・アンダーソンの作品を初鑑賞。 正直なところ、旧作を見てから行くべきだったかも(^^)
冒頭に、これは監督自身の3部作の最後の作品となっている事と、監督の作風に慣れてからの方が良かった感じがしたからです。
物語は、サムとヨナタンという二人のセールスマンを中心に進んでいきますが、冒頭や途中で、二人とは直接関係無い様なお話も入り込むんできて、なんとなく繋がっていたり、いなかったり(^^)
コメディということになるんで、“笑える映画”という書庫にしましたが、なかなか笑えない話(^^)、ただ、人間のエゴ、醜さ、内面は色濃く描かれている、そんな感じの作品でした。(G)


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この男に固執するコーチ

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講演会の日を間違えた男

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いつも家族の無事を確認する女性

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面白グッズを販売する二人

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しかし卸した店の代金を回収できない

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立ち寄ったカフェに国王が

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