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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!FILE-01【恐怖降臨!コックリさん】

2015年作品、白石晃士監督、大迫茂生、久保山智夏、白石晃士出演。

しがない映像制作会社のディレクターの工藤(大迫茂生)、アシスタントの市川(久保山智夏)、カメラマンの田代(白石晃士)は全国各地の都市伝説や心霊現象などを取材・調査する 「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」 というDVDを制作、発売していた。 初めこそ、順調な売り上げをしていたが、だんだんと売り上げが落ち、結局借金が膨らんできた。 そんな中、工藤はDVDの売上を伸ばすため、シリーズを 「超コワすぎ!」 と改め、多額の借金を背負い勝負に出る。
そんな折、衝撃な動画が飛び込んできた。 送り主は女子高校生の二人、松田祥子(寺内絵美子)と、栗原純(松竹史桜)。 二人はある廃校に足を運ぶ、そこは彼女たちが通っていた中学校だった。
実は本当は3人で来るはずだったこの廃校、もう一人の倉本新菜(紅甘)は、彼氏と会うからと言ってすっぽかしてしまった。 どうして今日なのか? それは3年前の今日、ここで3人は “こっくりさん” をやったのだった。
やったおかげで、無事3人は志望校に入れたという事で、その時お礼という事で、3人は3年後にまたここに集まってお礼をしようという事にしていたのだが、来たのは二人。
しかし二人だけでもこっくりさんとの約束を果たそうとやって来たし、彼女たちはもう一つ、野望があった。 もし何か怖い画像が映ったら、DVD作品のファンである、「コワすぎ」シリーズに投稿しようとも話していたのだった。
彼女たちがやった教室に行き、そこで二人はこっくりさんを開始した。  指を付けた10円玉が動き始める。 二人はお礼を言い、あと一人来ていないことを詫びるが、こっくりさんは、急に態度を硬化、 “ころす” という文字を指し、机が跳ね上がる。
驚いた二人は、思わず指を放してしまい教室を飛び出るが、一人取り残されドアが閉まってしまう。
ようやく脱出した二人だが、予定通り? 恐怖の体験をしてしまった。
そしてこの動画を見た工藤達は早速、現地に赴き調査、探索を開始するのだったが…

お待たせしました(^^) 「コワすぎ」シリーズの続編です。
今回から題名も “超” の字が付き、新たな展開にという事ですが、それよりも昔の路線に戻ったというか、前作であそこまで膨れ上がった世界観が萎んだ感じがするんですね。
物語は久しぶりに来たガツンとくる動画、今回はコックリさんのお話ですが、漢字で書くと “狐狗狸” という字を当てるんですね。 お話の中でも説明がありますが、最近でも子供たちはやっているんでしょうか?
私も小学校の時にやった覚えがありますが、多少その紙の書き方は違いますが、基本は一緒ですね。 ただ最後の紙の処分は燃やすようにと、当時というか自分の地域では言われていました。
なかには、学校で、怖いもの知らずにやっていた奴もいて、途中で手を放したり結構勝手なやり方をしてた奴も。 呪われたのかどうかも知りませんが。
この後登場する紅甘演じる倉本新菜(ニーナ)が重要人物なんですよね。 女優としても独特な感じで、この子は売れそうな雰囲気を持っています。
実はこの新シリーズ、前作とはパラレルワールドになっているんですね。 6作品制作したことや、しがないビデオ製作会社は一緒なんですが、全シリーズは一発逆転で、ビデオが売れたことになり、その反面工藤と、市川が消えたという展開でしたが、今作ではそうではなく淡々とDVDと作り続けているという話になっています。
そしてこの作品は2本撮りという事で、最終章と一緒に予算内で作ったという事で、低コスト仕上げになっているんですね。
だから、いかに手作りの怖さを追求、いつもの低コスト以上の制約があるという感じでした。
でもやっぱり、白石作品、なかなか面白いですね。

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廃校に来た二人

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そこでこっくりさんを始めるのだが

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工藤が挑戦的な態度で二人についてくる

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新菜を無理やり連れてきて3人で開始

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さらに工藤も参加してとんでもないことに

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