anttiorbの映画、映像の世界

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イット・フォローズ


若い女性がパニックになっている。 突然家から何かに追われているかのように出てきた。 彼女の名前はアニー(ベイリー・スプリー)という様だが、いったん家に戻った彼女は、直ぐに車で走り出した。 彼女は海岸に行き、車の前で泣きながら電話をかけている。 父親と話しているようだが、次の朝、彼女は下半身が血まみれで、足がとんでもない方向に折られ死んでいた。
ジェイ(マイカ・モンロー)は大学生。 ようやく彼氏ができて、学生生活が楽しくなってきた。 
ヒュー(ジェイク・ウィアリー)という彼氏とデートは、映画館だった。ヒューはある遊びをしようと言い出す。 それは、誰か一人を決めて 、その決めた人物を当てるというゲームだった。 お互いに周りを見回し、ある一人に決めそれを当てる。 彼が選んだ1人目は親子連れの子供だった。 しかし映画が始まる直前に選んだ人間は、彼女には解らなかった、というか彼女には見えないみたいだった。
そして彼は急に気分が悪くなったと言い、映画を見ないで、その日二人はそのまま帰ることに。
別の日、ヒューとジェイは、ようやくSEXをする仲となる。 彼女はこんなイケメンの彼氏と結ばれるのが夢だったと、喜んでいたが、いきなりヒューは彼女を眠らせて自由を奪ってしまう。
気がつくと彼女は、彼女は車椅子に縛り付けられていて、話を聞いて欲しいと言われる。 そして、ヒューはジェイにあるものを移したと告げる。
それは、移された者にしか見えない何かがゆっくりと近づいてきて、それに捕まれば死が待ち受けているという恐ろしいものだった。 また、誰かと関係を持つとその恐怖を相手に移すことができるが、その相手が死ぬと自分に戻ってくるという。
そしてゆっくり歩いてくる女が彼女に見えたとき、ヒューは彼女を連れて彼女を家に送り、そのまま姿を消したのだった。
警察に連絡したジェイと家族は、ヒューの住んでいる場所に行ったが、そこには誰もいなく、ヒューというのも偽名だった。 そして彼女の前にも、淡々と歩いてくる者が現れ始めるのだった…

映画評論家の町山氏が、この作品がアメリカで大ヒットしていると言っていました。 それは面白ホラーというよりも、リピーターがやたら多い映画ということで、紹介していました。
意味が解らなかったのですが、見てそういうことかと合点がいきました。 これは一回見ただけでは、なかなかわからないし、もしかしたら何回観てもわからないかもしれない作品かも(^^)
どんどん追いかけてくる存在というのは、ゾンビ、モンスター、幽霊、いろんな存在がありますが、まあここに出てくるのは単純に幽霊でもないようですね。 エイリアンかも知れないし、異次元の存在かもしれない。
ただ一定の速度で、着実に迫ってくる。 ある意味これは怖い存在ですね。遠くに行ってもいつかはこちらが止まっていれば追いついてくる。 癖が悪いのは、他の関係を持っていない人間には見えない、だから本人だけが見えていたらそうで 、みんなが見えていたら違うということ。
そしていろんな顔、形になってやってくるということですが、ここに何らかのヒントがあるのかな?と思いました。
ただこういう作品に、馴染んでいない人は、見れない作品ですし、見ると怒りを覚えるかも知れないですね。
これ、DVDかケーブルで放送したらまた観よう、そう思った作品でした。

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ジェイとヒューは車の中で

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気を失ったジェイは縛られ、ある物を見せられる

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そしてヒューが住んでいたところを見つけ調べるが

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ようやく彼を見つけて真相を聞く

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幼なじみのポールが親身になって気遣う

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