2016年作品、デヴィッド・イェーツ監督、エディ・レッドメイン主演。
1926年、闇の魔法使いグリンデルバルドがヨーロッパで猛威を振るっていた。 魔法世界は、次にグリンデルバルドがどう出るか戦々恐々とする毎日だった。
そんな中、ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)はトランクを一つ持って、ニューヨークに現れた。 そのトランクはすぐに開きそうになってしまうし、何か動いている。 さっそく荷物検査をするが、彼は巧みにダイヤルを “マグル” に変えると、それはもう普通のトランクで着替えが入っていた。
その中をかいくぐって忙しそうに銀行に入って良く肥った男、彼はジェイコブ・コワルスキー(ダン・フォグラー)といい、なんとか自分でパン屋を開きたいという考えで銀行に融資をお願いしに来たのだった。 たまたまニュートと隣に座ったことから、会話を交わすが、ニュートは何かを探しているのだった。
ニュートのケースには魔法動物が入っていて、ちょっとした隙にある動物が逃げてしまったのだった。 モグラに似たその動物はニフラーといい、めっぽう金目の物が大好き、いろんな人間のカバンからそれを盗み、自分のお腹の袋にため込んでしまう。
ニュートを見つけ捕まえようとした時、オカミーの卵を置き忘れてしまう。
ジェイコブは結局融資が、担保がないことから却下されてしまう。 その時、ポケットに入っていた卵が動き始め孵りそうになる。 ニュートを見つけ大声で呼ぶと、彼は魔法を使い、卵を取り返すのだが、なかなかニフラーは捕まらない。
やっとのことで捕まえたところは、銀行の金庫の中だった。 強盗と間違えられた二人だったが、ニュートはジェイ コブを連れ瞬間移動して難を逃れる。 しかしそれを見ていたのが魔法の杖認可局の職員を務めていたティナ・ゴールドスタインだった。
以前調査部にいた彼女は、重大な犯罪を犯したニュートを捕まえ、ジェイコブの記憶を消そうとするが彼はトランクを振り回しそこから逃げてしまった。
彼女はニュートを連れ、アメリカ合衆国魔法議会=マクーザへ連れて行く。 しかし、マクーザ議長のセラフィーナ・ピッカリー(キャサリン・ウォーターストン)は、すでに魔法の杖認可局を解任されたティナが余計なことをしたとして話を聞こうともしないのだった。
そしてそこにいたパーシバル・グレイブス(コリン・ファレル)からも冷たく扱われるのだった。 しかしここで、トランクが入れ替わっていることに気が付くニュートだった。ジェイコブが空けてしまうと動物たちが逃げてしまう! 二人は急いでジェイコブを探すのだった。
しかしマクーザはある事件を抱えていたのだった…
やっと公開のこの作品、今までの 「ハリー・ポッターシリーズ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/folder/569190.html は吹き替えで見ていたんで悩みましたが、今回は字幕版で鑑賞、魔法の世界に浸りに行きました。
「リリーのすべて」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13993686.html 「博士と彼女のセオリー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12826035.html と立て続けに出演。 そしてこのシリーズも主役を射止めています。
このシリーズ、3部作と思っていましたが、どうやら今のところ5作になるようですね。舞台はアメリカ、1920年代のアメリカにも、魔法の世界があったようです。 イギリスとは若干違う体制のようで、人間のことをイギリスでは “マグル” でしたがこちらでは “ノー・マジ” と呼ぶんですね。
そして、結構二者間で、友好関係にあったイギリスとは違い、魔法の世界は絶えず隠れて、魔法の存在自体を消しながら魔法使いは生活をしているんですね。 それはひとえに、人間界との摩擦を恐れ、戦争を恐れているからです。
主要メンバーは上記のとおり、 ニュート・スキャマンダ―、ジェイコブ・コワルスキー、ポーペンティナ(ティナ)・ゴールドスタイン と、この後出てくるティナの妹のクイニー・ゴールドスタインですね。 アリソン・スドルが大抜擢、彼女はシンガーソングライターなんですね。 でもなかなかの色気があって良い役でした。 そしてけっこう重宝な特殊能力を備えています。
またこの作品結構隠しキャラが出ています。 後半の主要キャラでエズラ・ミラー演じるクリーデンス・ベアボーンはもちろんですが、有名俳優で二人ほど、ふふっと登場します。 また次作ではおそらく登場するであろうゾーイ・クラヴィッツも。
ずっとハリーシリーズを見ていたんで、後半の殺伐さから解放された作品となりましたが。