anttiorbの映画、映像の世界

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クリムゾン・ピーク


幽霊を見ることができるイーディス(ミア・ワシコウスカ)が初めて見たのは10歳のとき、死んだ母親の霊だった。 幽霊は存在する、彼女はしっかりとそう認識をした。 そして母はイーディスにはっきりとあることを伝えた。 「クリムジン・ピークに気をつけろ」
アメリカで、一代のうちに会社を興した父・カーター(ジム・ビーヴァー)の元、イーディスは、自由奔放な生活をしていた。 彼女は、小説を書き、出版社に持っていくのだが、幼なじみで医師のアラン(チャーリー・ハナム)からは、送ればいいと言われる。 しかし彼女は女性ということで送るだけだと恋愛小説を書きなさいと言われるだけなので、直接持っていきアドバイスをもらうのだという、活発な女性だった。
彼女は幽霊が出る小説を書いている、しかしそれは一種のたとえだというが、女性としては珍しいものであるため、なかなか受け入れられない。
ある日、父のところに一人の準男爵のトーマス(トム・ヒドルストン)が現れる。 彼の目的は、カーターから資金援助を貰い、彼の開発を成功させることだった。
彼の持つ屋敷の地下には、資源が埋まっているのだが、寒冷地であり、効率よく掘り出すことができない。 しかし彼の掘削技術が完成したら、画期的な掘削法が完成する。 彼はカーターの前で、プレゼンを模型を使ってするのだが、カーターは何か彼の事が好きになれない、そして信頼できないのだった。
しかしイーディスは、彼が自分の書いた小説を褒めてくれたこと、そして準男爵の割には質素ないでたちをしていることから、誠実さがあるのではと父に進言するのだが。
そしてアランの家でのパーティーの時、トーマスが現れ、イーディスに同行をお願いし、そこでイギリス式のダンスを二人で踊るのだった。 そこでトーマスは彼女の心をつかむことに成功する。 しかしカーターはますます彼の事、そしてピアニストの姉・ルシール(ジェシカ・チャステイン)の事が気になり、探偵のホリー(バーン・ゴーマン)を雇い調べさせるのだった。
そしてホリーの調査結果が来たとき、カーターが謎の死を遂げてしまう…

デル・トロ監督の 「パシフィック・リム」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10035578.html 以来の監督作品、今回はホラー仕立てのミステリーでした。主演は、「アリス・イン・ワンダーランド」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12611289.html のミア・ワシコウスカそして、「マイティ・ソー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6619019.html のロキ役のトム・ヒドルストンが相手役に。
物語は20世紀初頭、始めハカッシング家のアメリカが舞台なんですが、後半はイギリスの片田舎の何とも不気味なお屋敷が舞台となっています。
いきなり現れた準男爵なんですが、正直彼の家は没落しています。 しかし何とか再興したいという姉弟は、わざわざアメリカに来てカッシング家にあたりをつけるんですね。
でも、ロキを演じていた時のような捻くれた感じはちょっとないんですよね。 その分、ルシールが十分怪しいんですが(^^)
幽霊は冒頭いきなり出てくるんですが、だからと言って呪い殺したり害を与えたりはしません。 ただただ、何かを訴えたいということみたいなんですね。
基本悲しい物語、誰一人幸せにはなれなそうなお話ですが、デル・トロ監督ならではの綺麗な画像が映画を引き立てていました。

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幼なじみの医師アラン


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しかし彼女はトーマスのリードで、ダンスをする

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父の死後、彼の屋敷に

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大きな、そして朽ちた屋敷

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先に帰っていた姉・ルシール

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そして3人の生活が始まるが…

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