anttiorbの映画、映像の世界

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モンキー・シャイン

1988年作品、ジョージ・A・ロメロ監督、ジェイソン・ベギー主演。

法科の学生で陸上選手のアラン・マン(ジェーソン・ベギー)は朝のジョギングをしていた。 彼が快調に走っていた時、ある家の飼い犬が突然飛び出てきて、アランが避けたところに車が来て彼は吹っ飛んでしまった。
頭がい骨骨折で、首から下が完全に麻痺してしまったアランは、長い入院生活の末、車椅子に縛られた不自由な生活になってしまう。 恋人との仲も上手く行かなくなり、絶望して自殺を図ったりもした。
生物学者ジェフリー(ジョン・パンコウ)は猿の研究をしていた。 人間の思う通りの指示に従うサル、彼は没頭していたが、なんとかある一定のレベルまで引き上げること ができた 。 そして親友のアランに、人間の身の回りの世話をするヘルパーの猿エラを贈るのだった。
エラを調教したのは猿のトレーナーのメラニー(ケイト・マクニール)という女性で、生気を取り戻したアランは、生活に張りが出てきて、再び学生に戻ることになっていく。しかし、インコを飼う看護婦のマリアンヌ(クリスティーン・フォレスト)は、エラに嫌悪感を覚えていた。 そして、マリアンヌはアランの面倒だけでなく、エラの面倒まで見させられることにいら立ち、つい動けないアランにあたってしまうのだった。 そしてそれを見ていたインコにまとわりつかされるアラン。
そして、ある夜、エラが人知れず、アランに嫌われていたインコを殺した。 実は、エラはジェフリーの手によって人間の脳細胞のエキスを注入され、知能を高められており、アランの願望を感知し、実行に移したのだった・・・

ジョージ・A・ロメロと言えば言うまでもなくゾンビ作品の大御所、“父”ともいえる存在ですね。 私もゾンビ作品では、「死霊のえじき」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8597852.html  「ランド・オブ・ザ・デッド」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8528601.html  「サバイバル・オブ・ザ・デッド」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12856532.html 「ゾンビ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10423160.html と見ています。
しかしゾンビ以外の作品は、あまり見る機会もないというか、観ていません。 今回はこの作品、ちょっと変わったお猿の物語、でも結構怖い作品になっています。
物語は、突然の交通事故から始まります。 一生懸命ジョギングをしていたアランは、突然吠えかかって来た犬をよけたところ壮絶な交通事故に遭い、首から下が動かなくなってしまうんですね。 でも命が助かっただけでも良しとしなければと言うほどの大事故だったんですが、ここから彼の人生は180度変わってしまいます。
動かない体での自殺未遂、しかし生物学者のジェフリーからもらった猿・エラとの出会いが彼を変えて行きま す。 エラはヘルパー猿として躾を受けていて、その点は最高なんですが、実はジェフリーがこっそり違う実験体としてあることをしていたんですね。
そしてだんだんエラが凶暴というか、とんでもないことを冒していくんです。
どうも作品上、メスのような感じで描かれていますが、性別ははっきりとは語られていません。 しかしあからさまに焼きもちを焼いた行動を取ります。
動けないアランに対してクライマックスでは拷問のような行動をとるところは、可愛い猿が悪魔に思えてきます。
なかなかの特殊技術での撮影は、さすがロメロ監督、別の恐怖を描いていました。

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四肢が動かなくなったアラン

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しかしエラが彼を救う

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2人は上手く行っていたが

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タイムカードも押してくれる

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しかしあることをきっかけに

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