1985年作品、ジャック・ショルダー監督、ロバート・イングランド、マーク・パットン、キム・マイヤーズ出演。
スクール・バスが突然暴走し、運転手が鋼鉄の爪を持った男に変身、恐怖の爪はジェシー（マーク・パットン）の頭上に－－。
ベッドから飛び起きたジェシーは、なぜ毎日こんな悪夢ばかり見るのかわからなかった。 新しい家に引っ越してきて以来、毎日のように見る悪夢。
彼はいつも一緒に登校する近所の女友達がいる。キーもないぼろ車をあてにして乗って入れる彼女は、リサ（キム・マイヤーズ）というのだった。 体育で、野球をしていると、彼女に見とれていてボールを頭にぶつけてしまう。
ロン・グラディ（ロバート・ラスラー）にバカにされ 取っ組み合いのけんかに、二人は、シュナイダー（マーシャル・ベル）という体育コーチにコッテり絞られ、良いというまで腕立てをさせられる。
しかし更衣室で、ジェシーがエルム街に住んでいるというと、そこはある女の子が住んでいて、迎えの青年が死んでからおかしくなって、引っ越した曰く付きの家だと知らされる。
そんなある日、彼は押入れの中からかつてこの家に住んでいたナンシーの日記を発見した。 そしてナンシーを襲った殺人鬼フレデイ（ロバート・イングランド）の恐怖。 そう、夢に出てくる無気味な男の事が書かれているのだった。
日記を読み進むうちにジェシーは自分もナンシーと同じ世界に引き込まれているのではと考えるが、恋人のリサと悪友のロン以外は誰も相手にし てくれなかった。
しかしだんだんフレディの誘惑が始まっていくのだった…
夢の中の、ある種怪物のフレディ・クルーガーなんですが、今作はちょっと異質な作りになっています。 まず一点目は、フレディが現実社会に張り出してくるんですね。この設定は、「５」でも取り入れられていくんですが、私にはちょっと変わった感じを受けました。
そしてもう一点は、主人公が少年、男性という事ですね。 シリーズは一貫して女性、高校生、大学生なんですが、今作はジェシーという男子高校生が主人公になっています。
なぜ彼が狙われたのか？ それは彼がこの家に引っ越してきたからなんですね。 そうここの家は前作でフレディと戦った、ナンシーが住んでいた家だったんです。やっつけら れたと思っていたフレディ、しかし前作のラストにしぶとく母親を襲ったことから、不死身さを見せていましたが、今作では格好の獲物、それも自分と一体化をして、現実世界に出てこようとするという離れ業を見せてくれます。
この「２」は前作を超えるヒットになったそうですね。 確かに残酷さはシリーズ１という事で受けたのかもしれませんね。
フレディの事が気になり、酒を飲みに行くとコーチが
