anttiorbの映画、映像の世界

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キラー・エリート(1975年)


真昼のサンフランシスコ。 街角のビルの中から1台の車が猛スピードで飛び出してくると、間髪入れずそのビルは大爆発を起こした。
車にはマイク・ロッケン(ジェームズ・カーン)、ジョージ・ハンセン(ロバート・デュバル)、亡命政治家ボロドニーが乗っていた。 ロッケンとハンセンは共に民間援護組織『コムテグ』に所属する超一流エージェントだ。“コムテグ”というのは定かではないが、CIAから依頼されてくる依頼を受けるし下請け企業だった。
ボロドニー救出に成功した2人は、しばし娼館でくつろいだのち、隠れ家に潜むボロドニーを見舞った。 ロッケンがシャワーを浴びている間に、ハンセンはボロドニーのこめかみをぶち抜き、続いてロッケンの左肩と膝を射ち 抜いた。 『なぜだ……』 薄れゆく意識の中で、彼はいつまでも叫んでいた。
『コムテグ』の幹部キャップ、コリス(ギグ・ヤング)、ウェイバーン(アーサー・ヒル)らも駆けつけてロッケンの大手術が敢行された。 手術は成功したが、医師の話では歩けるまで最低1年かかり、肩と膝の関節は元に戻らないという。 
そしてもう君は役に立たない、一応政府機関より、民間なんで手当は多く出るが、もう現場復帰は無理だと引導を渡される。 しかし、柔和な表情を浮かべながら、看護婦エイミーの協力を得て、ロッケンのリハビリテーションが開始された。 動かなかった足も、やがて車椅子も捨てられ、シスコの空手道場で太極拳も習うまでになっていった。。
強靱な体力とハンセンへの飽くことなき復讐の一念がロッケンの回復を早めた。
そしてロッケンは復活に機会を狙っていた…

2011年の同名版 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12361471.html の元作品なのかな?と思って観ていましたが、ほとんど違う作品でした。
サム・ペキンパー作品は初めて見るのですが、時代が違うのか、監督の作り方なのか、もう数本観てみないと何にも言えません。
物語は、親友に裏切られた主人公ロッケンの、復讐? 復活のお話です。
その親友役にロバート・デュバル、もうこのころから渋さの漂う中年役になっていますし、今はさらに渋い老人役ですね。
もう誰しもあきらめた再起不能の傷を負わされたマイク・ロッケンが、不屈の闘志でリハビリとは言えないほどの猛特訓とまで言えるほどの、トレーニングをします。
しかし、何かそこには邦画のような息苦しさはあまりなく、飄々とこなしていく感じのジェームズ・カーンのキャラがありましたね。
病院でもしっかりナンパをして、ケイティ・ヘフリン演じるエイミーという看護婦をゲットして、身の回りの世話をしてくれるんですよね。 ラスト仕事を終えた後は彼女の元に帰って行ったんでしょうね。
このころの作品、すべてではないですが、この作品にも謎の忍者集団が出てきます。しかし狙いは台湾の親子で、刀で切り合うところは何か釈然としませんし、日本という描写も出てこない中で、東洋がいっしょくたにされている荒っぽい設定、そんな時代だったんでしょうかね。
淡々と進んでいく感じがするんで、逆に一体誰が生き残るのかがわかりづらいんですが、一応彼の復権が叶うのか? という余韻の残る作品でした。 

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謎の組織コムテズ

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必死のリハビリを超えた特訓

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いよいよ迎えた復讐の時

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そこに現れた忍者集団

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そして決闘に

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