anttiorbの映画、映像の世界

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DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る

2012年作品、高橋栄樹監督、AKB48G出演。

まぶしいスポットライトの裏で、少女はがっくりと肩を落としていた。
6年間、エースとして、選抜メンバーとして脚光を浴びながら、プレッシャーと強烈な孤独に向き合ってきたその華奢な体は、どれほどの重荷に耐えてきたのだろうか。 
傷つくとわかっていても、夢に向かい、ステージに上がっていく彼女たちが、手に入れたもの、失ったものとは何なのだろうか。シングルCDではミリオンセラーを連発し、コンサートは3日間で9万人を動員。
『じゃんけん大会』などのイベントでさえ、チケットは瞬く間に完売する。テレビ、雑誌などで、AKB48を見ない日はないというほどの活躍を見せているが、表舞台の華やかさだけが彼女たちの本当の姿ではない。
本作は、AKB48の転機となった激動の2011年に密着し、独占インタビューとともに、その光と影をカメラに収めていく。
東京、グアム、台湾、シンガポール、そして東北各地へ分刻みで飛び回る彼女たちの息づかい、流れる汗とともに、その内面にまで迫っていく。 東日本大震災を経て、アイドルとして、人間として自分たちにできることを模索する彼女たちの瞳にあふれる、涙の意味とは。
彼女たちは何を思い、どこへ向かおうとしているのか・・・

4作つくられているこの「DOCUMENTARY of AKB48」で、実はこの作品を一番最初に見ました。 昔の選抜メンバーくらいしか知らない時だったので、旧チーム4の部分がいまいちよくわからなかったのが当時の印象でした。
でも今ならよくわかるし、当時のスキャンダルの反応の仕方、そして当事者だった大場美奈の今を見るとちょっと感慨深いものがありますね。
SKE48に移籍になって、前を向いて溶け込んでいく彼女の原点が描かれているようでした。
そしてもう一人の島田晴香も、今は中堅で大島優子なきあとのチームKの中核を担っています。 元々キャプテンシーのある彼女ですから、そういう役職がつかなくても、自分のやるべきことがわかっていると思います。
思えばこの作品を見てから、だんだん興味を持っていった彼女たちでした。
2011年といえば東日本大震災の年。 忘れることがない年ですね。 そんな時に彼女たちが存在したことに、意味が感じられる作りになっていますし、月一度の被災地訪問、ミニライブ、今だに行っていることは大きな意義があります。
そしてもうひとつ私が圧倒されたのは、西武ドームの舞台裏ですね。
1日目の不甲斐ない出来に、秋元康氏から激が飛び、たかみなから大号令がかかったなか、三日目に絶対エースの前田敦子過呼吸で倒れるという舞台裏を描いていました。
1日目から3日目に映像は飛んでいますが、なんとなく2日目は想像がつきますね。 そして迎えた3日目、もう心身共ボロボロになっているメンバー、特に、前田、大島の両エースと、キャプテンたかみなの3人は、もう限界を超えていたでしょう。
力尽きて終了後倒れるたかみなの姿は、死んでしまうんじゃないかと思えるほどでした。
作品の中でも、体力的な壮絶さは、ピカイチの作品ですね。

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センターの重責をせおって来た前田敦子

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そしてもう一人のエース大島優子

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西武ドームの舞台裏

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総監督たかみなの大号令

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そして円陣

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