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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち


南ボストン。 ウィル・ハンティング(マット・デイモン)は、MIT(=マサチューセッツ工科大学)で清掃員のバイトをしている。 彼は親友のチャッキー(ベン・アフレック)、モーガンキャセイ・アフレック)、ビリー(コール・ハウザー)らとつるんで、仕事が終わると酒場で飲んでいた。
ただ、それはただ時間を潰すためでもあり、女を漁る気もなかった。
ある日、ウィルは人目を盗んで、MITの掲示板に書かれた難解な数学の証明問題をこっそり解く。 出題者のランボー教授(ステラン・スカルゲールド)は、土曜日の授業のない日に、生徒に掲示板に答えが書かれていることを知らされる。 それが正解だったことに驚いたランボーは、その天才児を見つけようとするが、授業に出ている者に該当者はいなかった。
そして彼は教授たちの間で難問とされていた別の問題を掲示板に書き込み、誰が答えるかを試すのだった。
ウィルは、いつもの酒場で、チャッキーがハーバードの女子大生にナンパしようとした時に、横からちょっかいを掛けようとした男に言い負かされそうになっているの、横から論破して追い払った。 彼は数学だけでなく、ほかの知識も豊富で、弁もたつのだった。 それを聞いていた女性・スカイラー(ミニー・ドライヴァー)に電話番号を貰うウィルだった。
しかし彼はすぐに傷害事件を起こしてしまう。 しかしその前に新たな問題を解いたのがウィルで、ランボーはチラッと掃除婦の彼を見つけるが、その時逃げられてしまう。 そして清掃会社に行き、なんとかウィルにたどり着くのだったが、彼は傷害罪で捕まり、いよいよ刑務所に送られることになったところだった。 ランボーは、条件付きで、彼の身元引受人になる。
その条件は二つ、一つは一緒に数学に取り組むこと。 もう一つはセラピーを受ける事だった。 しかし、ウィルは、後の条件を嫌って、あらゆる心理学者を手玉に取り、悉く遠ざけてしまうのだった。 いったい彼の生い立ちはどうだったのか?
そしてランボーは最後の手段を取り、ある人物に依頼をするのだった。 それは彼の大学時代のルームメイトで、かつては名声を馳せ、最愛の妻を亡くした後落魄し て、今はコミュニティ・カレッジの講師をしている、ショーン・マクガイア(ロビン・ウィリアムス)と言う人物だった…

ロビン・ウィリアムズの代表作であり、若きマット・デイモンの姿が見れるガス・ヴァン・サント監督作品、初めて鑑賞しました。 だんだん監督作品を見ようと思っていたので、ロビンの作品を振り返る意味でも、いいタイミングだったかも。
物語はある天才児の出現から始まります。 何気にMITで清掃婦として働くマット・デイモン演じるウィル、廊下の掲示板に掛かれた数学の難問を、いとも簡単に答えてしまいます。
そして彼は数学だけでなく、ちょっと本を読んだだけで、それがすぐに知識となり、頭の中ですべて結びついてしまう。 理系も文系も関係なく、これぞ天才という存在なんですね。
でもどうして清掃の仕事をしているのか?
そして彼の友達も、悪仲間で、喧嘩は日常茶飯事、窃盗、ナンパ、普通にワルなんですね。 しかしこの掲示板から彼の人生が変わります。 気がついた数学の教授、ステラン・スカルゲールド演じるランボーが、彼を確保しようと奔走しますが、彼の境遇を知ってそこから悪戦苦闘するんですね。
ロビンの登場は開始30分過ぎでした。
ロビン演じるショーンも、妻を亡くし、人生を半分あきらめている人間ですが、さらにランボーとは感情的なしこりのある人物だったんですね。 ショーンとウィルの心のぶつかり合い、そしてウィルが心を許そうとする唯一の女性スカイラー、こういう人間関係が微妙で良かったで すね。
こういう天才児が、何かを世界的に名していくんでしょうね。 これは努力とかという次元を超えた存在なんでしょう。
ラストは彼の選択は、全く違うもので終わる感じですが、何か吹っ切れたウィルの表情が清々しかったです。
良い作品でした。

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ある日ウィルは難問を解く

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ウィルと仲間たち

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ウィルは間一髪拘留を逃れ

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そしてスカイラーと

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しかしなかなか心を開かないウィル

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