anttiorbの映画、映像の世界

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夜明けのゾンビ

2011年作品、ジョン・ゲデス監督、ディー・ウオーレス、マーク・ギブソン出演。

アメリカを二分した南北戦争末期。 たった一人生き残ったエドワード(マーク・ギブソン)は行方が分からなくなった息子のアダムを探しに行くことを決心する。 しかし森の中に入って行くと、そこはゾンビであふれていた。
そしてすぐに出会ったのは変わり果てた隣人だったチャールズだった。 もはや人間としての思考が無いようで、しばらく彼を捕まえいろいろ試してみた。
人間の食物には全く興味を示さない、そして火を怖がる、いったいどうして自分のところに来たのか? 昔の記憶があるのだろうか。 しかし結局、死を持って安らかに眠らせることしか、彼ににしてあげることはできなかった。
そして愛馬と共に、森の中にいるかもしれない息子を探しに行くエドワードだった。 ショットガンの弾を十分仕込み、ゆっくり歩いて行くと、遭遇するゾンビを一匹ずつ眠らせていく。
しばらく行くと川に出た。 水を汲もうと川に近づいた時、ゾンビに襲われた。 なんとか振りほどいたエドワードだったが、そこにゆらゆらと数体のゾンビが現れた。 そしてその中にアダムの変わり果てた姿もあった。
絶叫するエドワード、しかし彼の手で頭を打ちぬき、息子を葬ることができた。
しかし、彼はもう生きている意味を失ってしまう。 家に帰り銃で死のうとするが弾は切れていた。 泣き叫び当たり散らすエドワードだが、もう一回彼は、歩き始めるのだった。
そしてある小屋を見つけ中に入って行くと…

今回の舞台は南北戦争、ただ時代感はあまり感じないんですが、それは物語が進行していくと段々と、ああこんな時代ならではだなあ、と感じていく作品でした。
主人公はマーク・ギブソン演じる、エドワードですね。 初めは本当に孤独なんですが、それは心の中もどんどん喪失感が増していきます。 それはたった一人の息子が変わり果てた姿になっていることが確認されたところですね。 しかし彼は何とか生きることを選択するんですね、 ギリギリのところで。
そしてアダム・セイボールド演じるアイザックと出会ったところから、彼の人生が変わり始めます。
ゾンビ映画ですが、物語としてしっかりしているこの作品、各パートに分かれている作りになっています。 また、設定的にもどうしてゾンビが発生したのか、そしてこの世界の解決方法みたいなところまで描かれているのは、ちょっと驚きました。
ドラマ作品としても、そして最後の人間同士の戦いも、良かったですし、横で「ウォーキング・デッド」に嵌っている息子も、ドラマみたいだと言っていました。
侮れない作品でした。

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変わり果てた隣人のチャールズ

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チャールズでゾンビの習性を掴み、彼は森に

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息子を失くし失意の彼は、再び森に。そこで

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遅い来るゾンビたち

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更に他の人間たちと出会う

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