anttiorbの映画、映像の世界

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GONIN サーガ

2015年作品、石井隆監督、東出昌大桐谷健太土屋アンナ出演。

1995年、五人の男たちが広域指定暴力団五誠会系大越組を襲った。 その事件の時、ヤクザの父を持つ大越大輔と、久松勇人は大越組が借金お方の抑えたディスコに出入りして、やんちゃをしていた。
式根誠司(安藤政信)は、いずれはここを改装して、別の店にしようと思っていた。  そして、歌手の卵の菊池麻美を連れていた。 その時、大越組全滅の知らせが入った。同じ時に若い二人もその話を聞き現場に向かった。
久松茂(鶴見辰吾)の妻・安恵(井上晴美)は大越康正(永島敏行)を守れなかった久松の事で毒つかれていた。 死んだ場所が離れていたため、守らずに逃げたと思われていたのだった。 そしてそのことから破門扱いされ、母子とも出入り禁止にされてしまう。 そして大越組も大越を失ったことから解散をさせられてしまう。
そして5年後の2000年、勇人(東出昌大)は現場に花を持ってきた。 そこに同じように花を持ってきたのは、大輔(桐谷健太)だった。 久しぶりの再会だった。 大輔は式根誠司の配下となり、大越組再興の夢を持っていた。
さらに事件から19年後、五誠会は初代会長・式根の孫にあたる誠司が三代目となり、勢力を伸ばしていた。 19年前の事件で命を落とした大越組若頭・久松の遺児・勇人 は建設作業員として働き堅気の道を行き、大越組組長の遺児・大輔は誠司の用心棒をしていた。
ある日、勇人の母・安恵のもとに富田と名乗るルポライター柄本佑)がやってくる。彼は病院にしきりに出入りをしていた。 そこの入院している男に一生懸命話し掛けるが、男は植物状態なのだった。 この男はいったい誰なのか?
誠司は、昔ディスコだった場所を改装し、いずれはビルにしようという計画を持っていた。 れっきとした五誠会の跡継ぎなのだが、彼は表向きは芸能事務所の社長と、金融業をしている。 そしてこの場所で、百合香(松本若菜)と結婚式を挙げるつもりなのだが、今は愛人になってしまった麻美(土屋アンナ)から毒づかれる。 彼女は何かを取り戻したいのだった。
勇人と大輔は親の仇を、そして冨田も何かしらの目的があるのだった。 そしてこの4人の思惑がだんだん一致して行くのだった…

この作品は、1作目の正当な続編になっています。 もしご覧になるなら、1作目を見ていないと、人間関係、血縁関係がわからないところが多いでしょう。
もちろん1作目の映像を振り返り、ある程度はわかりますが、1作目の5人とか、そこに至った経緯は掴んでおいた方がいいでしょう。
タッチは全く一緒で、石井監督の原作、脚本なので、テンポ感というより、しっかりとした丁寧な作品作りが活きていると思いました。 20年経っているので、もうすべて子供の代になっているんですね。 大輔と勇人、また誠司も次世代ですし、実はほかの二人もそういう因果で結ば れているんですね。
結局舞台は1作目のあのディスコに戻って行きますね。 「2」 も最後の撃ち合いは同じ場所でした。
「2」はこのサーガを見ると、スピンオフ的な扱いになってしまっていますね。 さらなる続編、「2」の続きを作るんでしょうか?
意外と嫌いではない世界観のサスペンスですね。

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成長した大越と久松の息子たち

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3代目の式根に着く大越

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堅気だった久松だが、

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冨田が現れ、また同じことを

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そして現れる殺し屋明神

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