anttiorbの映画、映像の世界

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ブレーキ


2012年作品、ゲイブ・トーレス監督、スティーヴン・ドーフ主演。

シークレットサービスのジェレミー(スティーブン・ドーフ)は、突然何者かに誘拐される。 気がつくと身動きが出来ないほどの大きさの箱の中。 車のトランクの中に閉じ込められていたのだ。 デジタル時計が4分カウントダウンする。 手が届いた先には無線機があった。
そこからまず聞こえてきたのは、ヘンリー(JR・ボーン)という男の声だった。 彼もジェレミーと同じ境遇にいるらしい。 しかし彼に叫ばせても、声が聞こえない、離れたところにいるようだ。
4分が立つと、いきなり明かりがつき、プラスチックの容器のようなところに入れられているのがわかった。 そして横の穴には 、なにかが入っていた。 それはホワイトハウスの写真で、裏には 「ルーレットの番号を教えろ」 と書かれてあった。
ヘンリーもそれを教えると解放されると言ってきたが、彼は知っていて恍けているのか。
しばらくたつと電気が消えまた暗くなる。 今度は周波数を決めて助けを求めると、ボブという男と会話ができた。 そしてどうやら高速を走っていて、いろんな車の音から、ボブの車の前の100m位を走っているようだったが、そこで車が急カーブをして通信は途絶えてしまう。
4分が立ち、あかりが着くと、今度はモリー(カイラー・リー)の声が聞こえた。 妻だったが、どうやら別居状態らしいし、彼女はジェレミーを信用していない。
しかし尋常じゃないことが解ると、彼が言ってい た緊急先の番号を探し始めるが、そこでモリーの感じがおかしくなり通信がまた切れてしまう。
そして謎の男の声が聞こえた。 「ルーレットはどこだ!」 男はそう言った…

ワンシチュエーションドラマ作品と言えば、「[リミット]」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7004930.html が有名で、秀作ですが、これもそういう作品ですね。 ライアン・レイノルズほとんどオンリーで、全編撮ったあの作品は、さすがに見ていて、こっちまで息苦しく、そして閉塞感を味わうほどでしたが、結末が何か煙に巻かれた悲劇という感じが良いんだか悪いんだか(^^)
でも、そんな事よりも、あの情景で撮りきったところが凄かった。
さてこの作品も、9割方が同じ手法で描かれています。 いきなり閉じ込められた男というところは、一緒ですし、何人かと連絡がつくところはこれまた同じシチュエーションです。
ただ埋められているようだったあの作品と違うのは、プラスチックに入れられ、移動している感じのが今回の作品。 そして外では異様な事態になっているというのが、変わっていた点かもしれませんね。
主役のスティーヴン・ドーフは脇役キャラではよく見かけますが、全編度どアップの主人公役を見るのは初めてかも。
また監督のゲイブ・トーレスはこの作品で初めて見る監督ですね。
物語としてはオチをどうもって行くかというところなんですが、どんでん返しが2回くるところは考えていましたね。
最後のところはあのまま終わると消化不良になるところでしたが、そう来たかという感じですが、それならそこまでの伏線ももうちょっと欲しかったですが、2回反転する展開なら、伏線も2重に貼ればもっと良かったかもしれますんね。
全く違いますが、「フォーンブース」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2158292.html
に似ている印象を受けましたが?

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気がつくとプラスチックの箱に

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車に乗せられている感じが

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小さい穴から外が


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体はわずかに動かせられる

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外で異変が!

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