anttiorbの映画、映像の世界

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放課後たち

2013年作品、勝又悠、笹木彰人、倉本雷大、日原進太郎監督、藤江れいな森田哲矢広瀬すず、落合モトキ出演。

「井の中の僕たち」
写真を撮ることを辞めた藤川秀人(小畑美邦)は、勉強も止めすっかり引きこもってしまった。 しかし、いきなり部屋に入ってきた女がいた、暗い部屋のカーテンを開け、窓を開ける。 彼女は山田薫子(木村和可)と言い、自分を薫子先生と呼べという。 家庭教師に来たと言い、どんどん彼の内面に入って行く。 いったい彼女はどこからきて何のためにいるのか?…
「Do you think about me?」
携帯で動画を自撮りを始めた小湊綾(藤江れいな)は、新しく家庭教師が来る。 大学生の戸田(森田哲也)は大学4年生、今まで全く勉強なんかやる気のなかった綾で、何人も家庭教師を雇っても効果が無かった。
今回も半分遊んでいるような彼女だったし、動画を撮りながらのゆるい勉強スタイルだったが、何をやっても怒らない戸田にだんだん興味を持ち始める…
「ロリータなんて」
中学生の倫子(千葉すず)は、憧れの大学生がいた。 仲間内からも、憧れの年上の人がいることをかくすことはなかった。 そして彼女はその男・橘涼太(落合モトキ)になんと勉強を教えてもらうことに成功する。 そして彼の家に行って勉強を教えてもらうチャンスを掴んだ。
そして彼女は今日バージンを捧げるという決意を持っていくのだが…
「世紀末の人」
司法試験を何年も何年も受験し続けている男(本井博之)は、若くて試験に受かった女性を父親から毎回家庭教師につけてもらっている。 しかし彼は毎年失敗するのだった。 今回も北家庭教師の女(延増静美)が彼の担当になった。
しかし男はもう38歳、もう 勉強を続 ける気も、受かろうとする気力がなくなっていた。 そして夜は世紀末、預言からもしかしたら世の中が終わるかもしれないとき、その時男の頭にはただ一つしかなかった…

4編のオムニバスから成るこの作品、テーマは「家庭教師」なんですね。
1作目は、ちょっとしたSFっぽい展開を期待させるんですが、はっきりとは言ってない感じです。ふわっとした終わり方。
2作目は、なんといっても当時AKB48にいて、現NMB48所属の藤江れいなが主の作品。 恋愛禁止のグループからちょっと離れた初恋作品です。
そして3作目は、今ブレーク中の千葉すずの、可愛い片思い、そして背伸びをしたがっているお話ですね。 もちろんそう上手くはいろいろ行かないんですが、片思い の大学生の彼女のセリフがリアルでしたね。
最後が、ちょっと世紀末、ちょいエロの作品です。 これだけ異質な作品なんですね。 日原進太郎監督は、まだ長編はやっていないようですが、一番気になる作りでしたね。
若い監督と、若い俳優たちの短編集は、積極的に見ようと思っているんで。

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謎の女が現れる

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勉強よりほかの興味がある彼女

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憧れの家庭教師と

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こんな妄想を

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男の頭の中は

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