anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

S -最後の警官-(ドラマ版)

2014年作品、平野俊一石井康晴演出、向井理主演。

とある団地。 カーテンが閉められた薄暗い室内で、アサルトスーツを着込んだNPS隊員・神御蔵一號(向井理)は壁に拳を当てて立っている。 隣の部屋では銃を持った2人の男が、主婦と小学生の男児を人質にとり、立て籠もっている。
一方、外からはSATの狙撃手・蘇我伊織(綾野剛)のライフルの照準が、銃を持ち周囲を伺う男をピタリと捉える。 蘇我は狙撃の指示が出るのを、微動だにせず待っている。 しかしSAT隊長・中丸文夫(髙嶋政宏)は、今回のSATの任務はNPSの後方支援のため別命があるまで待機をするしかないと命令をしてこない。
NPS隊長・香椎秀樹(大森南朋)は、「第3のS」の目的である「人質はもちろん犯人も、誰ひとり絶対に死なせるな」と無線で隊員たちに指示を出す。 そして、香椎は突入のカウントを始める。
―この事件の半年前、2013年・夏―
元ボクサーの一號は引退後、都内の交番に勤務するいわゆる「街のお巡りさん」として地域住人のために、日々の仕事を懸命にこなす毎日を送っていた。
そんなある日、新宿の雑居ビルでひとりの刑事が脚を撃たれる。 そこには大量の銃器類・手榴弾が置かれている。 ビルの外に警察が集まってきた様子を見て、傷害やクスリ絡みの犯罪を派手にやっている、俗に言う「半グレ」(暴力団に属さず犯罪行為を行う不良集団)のリーダー格・興津(渋谷謙人)が、今から戦争だと仲間たちに声をかける。
総理から直ちにSATを投入せよとの命令が下り、蘇我らSAT隊員たちは現場へ出動する。 隊長・中丸が無線で各隊員に制圧の命令を下そうとしたとき、警視総監から指示があるまで待機しろとの命令が。
興津らは付近で女性を誘拐し、現金3億円と海外へ逃亡する航空機を要求してきたのだった。 さらに興津らは日本の警察は人の命が第一だから人質がいると撃ち返せないとたかをくくり、窓から人質を突き落とす。
最前線にいた銃対員・篠田(小澤亮太は、人質を受けとめるつもりで列から飛び出してしまう。 しかしその人質はマネキンで、篠田がそれに気づいた瞬間、銃声が響き篠田の身体が地面に打ち倒される。 興津らは篠田を的に銃を乱射し、「警察狩りだ!」とからかうように叫ぶ。
身動きが取れない他の銃対員たちのなか、野次馬の足止めのため応援警官として集められていた一號が、盾2枚を結合し篠田に向けて駆け出していく。 周囲がどよめくなか篠田を守るように盾を構える一號に、興津たち「半グレ」集団の容赦ない銃弾の雨が降り注ぐ…。
そしてその頃、まだ公表されていない新設の特殊部隊チーム、第3の「S」が極秘に投入されていた…

ドラマ版第1作目の流れですが、交番勤務だった、神御蔵一號のある意味無鉄砲で、一途なシーンですね。 まあこの第一話を見て、見ようかなと思った作品でした。
主役の向井理君は、あまり肉体派のイメージがないんですが、この作品中はバリバリの肉体派、元ボクサーであるだけでなく、結構鍛えている感、満々なんですね。
彼の実家は定食屋、母が一人で切り盛りしていて、祖父は棟方ボクシングジム会長、どうして強い一號がボクサーとして大成しなかったのか? それは見ていると分かりますが、彼の強すぎる正義感と、思いやりなんですね。
そしてヒロイン役には吹石一恵演じる棟方ゆづる、実は二人は兄弟同然、ほとんど家族として生きてきました。 それはある事件があったからなんですね。
この彼が属することとなるNPSは、絶対人を殺さない、どんな凶悪犯も射殺するのではなく、確保=生かしたまま逮捕するという大命題を持って組織された集団です。
何を戯言をと思うところもありますが、逆に今の時代に沿った作品になって来ていて、今回作成された映画に繋がる、結構面白かったドラマですね。キャストは家族側が、上記以外では本田博太郎朝加真由美、警察側にはこのほか土屋アンナ新垣結衣、政治家サイドでは近藤正臣、菅原大吉というけっこう豪華キャストでした。 もちろん最大の悪役も配置されています。
そして映画に繋がっていきます。

イメージ 1
一號とゆづる

イメージ 2
NPSに入る一號

イメージ 3
スナイパーの蘇我とは考え方が違う

イメージ 4
科学警察研究所主任研究員の横川

イメージ 5
そしてこの男

イメージ 6