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ジュラシック・ワールド

2015年作品、コリン・トレボロウ監督、クリス・プラット主演。

16歳のザック(ニック・ロビンソン)と11歳のグレイ(タイ・シンプキンス)は朝から落ち着かない。 それは、いま大人気のテーマパークに行くからだった。 そこは、叔母のクレア(ブライス・ダラス・ハワード)が責任者として働いているところだった。
コスタリカ沖の島に建設された“ジュラシック・ワールド”、本物の恐竜を身近に体験できるテーマパーク。 安全な環境の中で、訪れた家族連れが様々な恐竜たちの動き回る様子を見て楽しめるところだった。
母のカレン・ミッチェル(ジュディ・グリア)、父のスコット・ミッチェル(アンディ・バックリー)に送られるが、なにか父と母の表情は暗い感じがした。
クレアのおかげで、二人はVIP扱いを受けれる。 専用船で島に着くと、クレアではなくガイドにザラ・ヤング(ケイティ・マクグラス)が迎えに来てくれる。 彼女はクレアの秘書で、クレアは今日は大事なスポンサーの相手をすることになっていて、夕食を何とか一緒に取る予定だと言われる。
メイン・パークから離れた研究施設に勤務する恐竜行動学の達人で元軍人のオーウェンクリス・プラット)は、ラプトルの扱いのエキスパートだった。
4頭のラプトルに各々名前を付け、上手く信頼関係を得ている。 彼の言うことにはちゃんと反応するのだが、それを見ていたヴィック・ホスキンス(ヴィンセント・ドノフリオ)はセキュリティーの責任者。 彼はオーウェンのその行動を見てある考えを浮かべるのだった。
恐竜たちを蘇らせたのは、遺伝学者ヘンリー・ウー博士(B・D・ウォン)。ジュラシック・ワールドの後援者で億万長者のサイモン・マスラニイルファン・カーン)の下で研究を続けていたが、パークをビジネスとして成功させるためには、リピーターを増やさなければならない。 それには、毎年新しい種を創り出す必要があった。 そして彼らが作り出したのがなんとハイブリッド種だった。
秘密裏に誕生した大型恐竜インドミナス・レックスの性質は謎に包まれており、遺伝子構造に関するデータも機密情報として扱われ、隔離状態で飼育されていた。 その生態と安全性をサイモンは気にしており、オーウェンを、安全対策チームに参加させることをクレアに指示をする。
一方ザックとグレイは、一瞬の隙を突き、ザラの目を逃れ、勝手にツアーをしていた。 そして周囲360度が見渡せるアトラクション“ジャイロスフィア”に乗って恐竜の間を回っていた。
クレアはサイモンの指示通り、オーウェンのところに行くのだが、二人の間には何か特別の感情があるようだった。 しかしハイブリッド種は、驚くべき能力を身に着けた存在だった…

14年ぶりに復活した続編、どうやらここはサイトAのようですね。 “ジュラシック・パーク”改め、“ジュラシック・ワールド”というネーミングにして、昔のインジェン社のトラウマの悍ましい死亡者が出た事件を払拭し、最先端のセキュリティーと、遺伝子操作により、安全性の極めて高い、恐竜動物園にしてもう一般公開までしているんですね。
ふれあいコーナーもあり、ファミリー層に対して安心して楽しめる人気テーマパークになっています。
しかし動物園の宿命は、マンネリとの戦い、それを乗り越えていくのは、スリルがある恐竜の投入。 そこにウー博士の研究がどんどん暴走していく?そんな同じ轍を踏んでしまう作品ですね。
「Ⅲ」でサム・ニール演じるアランが言ったとおり、琥珀から取り出したDNAで蘇らせた恐竜たちでさえ、本物ではないと言われたのに、遺伝子操作によって、もう配合種、新種まで作ってしまうなんて。 でもやろうと思えば現代の科学ではできるんでしょうね。
始めのシーンにこんなテーマパークがあったら、いやどこかにあってもおかしくないという感動はやっぱり感じてしまいます。
ネタバレなんであまり書けませんが、正当な続編というのは、昔のキャストが出ているだけでなありませんね。 クレアが必要に過去を軽蔑しているところとか、1作目に繋がる大きな部分が最後に出てきます。
また3部作になっていくのか? またサイトBは今どうなっているのか? 描かずにはいられないのではないでしょうか?

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新オーナーのサイモンと遺伝学者のウー

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“ジャイロスフィア”に乗る二人

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ラプトルとの信頼を築こうとするオーウェン

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それを見ていて何かを思ったヴィック

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そしてインドミナス・レックスが…

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