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モンスターズ/地球外生命体

2010年作品、ギャレス・エドワーズ監督、スクート・マクネイリー、ホイットニー・エイブル出演。

NASAは太陽系に地球外生命体の存在を確認し、探査機でサンプルを採取する。 しかし、大気圏突入時にメキシコ上空で大破してしまう。 
その直後から突如出現し始めた地球外生命体が増殖したため、メキシコの半分を危険地帯として隔離する。 米軍は、市民の救出をしているが、地球外生命他に遭遇すると、結局容赦なくミサイル攻撃を選択する。 そして危険地域はどんどん廃墟になっていくのだった。
その6年後。 カメラマンのコールダー(スクート・マクネイリー)は、モンスターたちの襲撃で大きな被害を受けているメキシコでスクープを狙っていた。 しかし上司からある命令が入った。
それはサマンサ・ウィンデン (ホイットニー・エイブル)という女性をこの地から救出して、アメリカに無事返すという命令だった。 カメラマンの彼は、写真を撮るのが仕事だが、これが最優先と言われ、いるだろう先の病院を訪ねる。
実は彼女は新聞社の社長の娘で、なぜかこの地にいた。 予想通りここにいた彼女は怪我をしていた。 当初は無事を確かめるだけの話だったが、救い出すという仕事に変わったのだった。
2日後にはアメリカ軍が国境を閉鎖してしまうというなか、コールダーとサマンサは、モンスターたちから襲撃を避けながら海岸に向かう。 なぜ閉鎖にしてしまうのか? それはモンスターたちの行動にある法則があるからだった。
季節的に移動をするモンスターたち、その時期は非常に危険なこととなり、危険地域が変わり、アメリカは国境を封鎖するのだった。
サムは婚約者がいるのだった。 しかしどうしてメキシコに入ったのか? それに関して彼女は口を開こうとしない。 休暇、バカンス ではないということはわかるのだが。
乗っていた電車は危険を探知し止まってしまう。 そこで電車を降り、ある家に一晩泊めてほしいというと、その家族は温かく迎えてくれる。 危険な地域と背中合わせの中で生きている家族、しかし危険地域でも彼らは逃げ出すことはできないのだった。
そして何とか港にたどり着いた二人だったのだが…

POVでもないですし、モンスターこそ出てきますが、パニック映画というわけでもないんですね。 冒頭は米軍との戦闘が映りますが、物語の大部分はこの危険地域のメキシコ脱出劇です。
監督のギャレス・エドワーズは昨年公開された「GODZILLA ゴジラhttp://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11943075.html の監督に抜擢され、さらに再開した「スター・ウォーズ」の、単独作品の監督にも決定しています。
この作品も、低予算作品で、「クローバーフィールド/HAKAISHAhttp://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11934621.html に何となく似ていますが、当初はやはりPOVとして計画されていたそうですが、ドラマ仕立てに変更されたそうです。
これは本来なら、特撮か、モンスター作品のカテゴリーですが、以外にドラマ要素や、アメリカのエゴが色濃く描かれていて、大国の思惑に左右される隣国の悲哀にも触れています。
社会派作品の面も大きいですね。

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一獲千金のスクープを撮りに来たコールダー

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しかしお偉いさんの娘の消息を確かめる依頼が

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そして無事生還させることに依頼が変わる

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しかしメキシコの危険地帯

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モンスターズと米軍の戦いの絵の前で

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