2011年作品、ガス・ヴァン・サント監督、ヘンリー・ホッパー、ミア・ワシコウスカ出演。
イーノック(ヘンリー・ホッパー)は、自動車事故で両親を亡くして以来、生きることを諦めてしまった少年。 見知らぬ人の葬儀に、遺族のふりをして参列することが彼の趣味だった。 そこに参列していた少女がこちらを見た。 彼女は帽子をかぶって参列していた。 美しい少女だった。 こちらを見て微笑んだ。
その後の立食の時彼女が話しかけてきた。 しかし彼だけが喪服なことを不審に思い、彼女は「クリスの友達?」と聞いてきた。 居心地が悪くなり彼は逃げ出すと彼女は追ってきた。
また別の人の葬儀に来たイーノック、すぐに帰ってしまう。
家に帰ると、日本の特攻隊の軍服を着た男(加瀬亮)がいる。 彼に「葬式巡りは止めるべきだ」と言われるが、イーノ ックは、彼女のせいで、マークされ始めたと言って辞める気が無いことを言い出す。 2人はレーダー作戦ゲームをやっているが、いつも特攻隊服のヒロシが勝つのだった。
ある時、いつものように葬儀に参列していると、係員から問い詰められてしまう。 窮地を救ってくれたのは、以前、別の葬儀で出会った少女アナベル(ミア・ワシコウスカ)。 この再会で2人は互いに心を開き始める。
ガス・ヴァン・サント監督作品は、今まで見る機会がありませんでした。 昨年公開の「プロミスト・ランド」は見たかったのですが、上映館が合わずダメでした。
そんな感じでやっと見れた監督作品。 これをきっかけに色々見て行きたいと思っています。
現実感たっぷりの幽霊のヒロシ役で加瀬亮が出ていますね。 確か英語が堪能な彼ならではの設定ですが、特攻隊で亡くなった日本人兵士が、どうして見えるというだけで主人公についているのか? それは臨死体験で引かれ合ったんでしょうかね?
悪霊ではなく、彼を心底心配しているんですね。
ミア・ワシコウスカは、出演作品は数多く見ていますね。主演作はやはり「アリス・イン・ワンダーランド」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12611289.html ですかね。 それ以外の作品も、なにかと存在感のある役が多いですし、透明感のあるまだ若い女優さんですね。
この作品では、自らの病気を始め隠しながら、暗い過去のあるイーノックを愛し続ける、可憐な少女でした。
ヘンリー・ホッパーはデニス・ホッパーの息子、私生活はちょっといろいろあるようですね。
物悲しい作品ですが、若い二人の可愛い恋の作品でした。