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シンデレラマン


時は’20年代。 強力な右ストレートを武器に、のしあがってきたボクサー・ブラドック(ラッセル・クロウ)の人生は約束されていた。 妻メイ(レニ・ゼルヴィガー)、娘ローズマリー(アリエル・ウォーラー)、息子ハワード(パトリック・ルイス)にも恵まれ幸せな日々。
このまま試合を重ねればタイトル奪取も夢ではないと、マネージャーのジョー(ポール・ジアマティ)も声を弾ませている。 そんな彼の身に不幸が襲い掛かったのは1929年。 彼の命ともいえる右手を負傷した、その年、米国では株価が暴落し世界恐慌が勃発。
ブラドックは、家族を養う為、怪我をおして試合に出場し続けたため、負け続けてしまう。 あまりの惨敗ぶりに、コミッショナーは、ブラドックを処分する事に決定する。ジョーの歎願も空しく、ブラドックはボクサーライセンスを取り上げられてしまう。
家族と離れ離れになる事を嫌がったブラドックは、過酷な日雇い労働にも耐える日々を送るが、そこで得られる収入は僅かなもの。 しかし次男ハワードが病に倒れてしまい、メイはついに子供たちを親族に預ける事にする。
ブラドックは、家族が共に暮らすには、つまらない自尊心を捨てなければいけない事を悟り、生活保護の列に並び、自分を捨てたコミッショナーに頭を下げに行く。 彼の努力が認められ、ジョーがついにブラドックを探し当て試合を持ち込んでくる。
試合相手は対戦相手を潰すことで知られる若手成長株。 誰も試合相手がいないというので、挑戦者を探していた。 いちかばちかの試合をブラドックは引き受ける事にする…

これは実話がベースなんですね。
そしてポール・ジアマティ、「ストレイト・アウタ・コンプトン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13766181.html をはじめいろんな作品に出ていますが、今作は重要なマネージャー役でしたね。

物語は実在のボクサー:ジム・ブラドックのお話ですね。 戦前、さらに大恐慌前に全盛期だった彼は、チャンピオンに近い存在でした。 しかし右手の負傷で、一気に彼は勝てなくなりどんどん負けが込んでいき、とうとうライセンスを失います。
さらには大恐慌が来て、生活が困窮、家族が一緒に暮らすのも難しくなります。 生活保護を受け、昔の仲間のところにカンパを頼みに行きます。 そこで再会したジョーは、彼に負けがほぼ決まっている試合を組んでくれます。 250ドルのギャラで、彼は一服できるんですね。
しかし彼はなんとこの試合に勝ってしまいます。 今まで使えなかった右手が、完治していたんですね。 そしてこの試合を見たジョーは、家財を売って彼に当座の生活費、トレーニング代を渡し、再起の試合を組み始めます。

今作はブラドックの再起のお話です。 ボクサーとして峠を越えたはずの彼が、家族と、友人、そして何よりもファンに愛され、応援されてついに頂点に上っていくシンデレラストーリー、だから “シンデレラマン” なんですね。

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子供達が彼の宝だった

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妻ともうまく行っていたが

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しかし怪我から一家は困窮

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そしてジョーがある試合を組んでくれる

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そこから彼の快進撃が始まる

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