anttiorbの映画、映像の世界

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コイ☆セント

2011年作品、森田修平監督、声の出演:小野賢章寿美菜子

時は2710年。 遷都2000年祭を迎える奈良では、歴史保存と観光化のため、文化財などの建物を取り入れた超巨大ビルが並列して立ち並んでいる。 高校2年生のシンイチ(小野賢章)は、修学旅行でそんな奈良を訪れていた。
この奈良で、なにかときめきの出会いはないものか? バスの中でメガネ(山口勝平)と、あてもない話をしていると、奈良に着いてしまった。
シャチョウ (磯辺万沙子)と呼ばれている老婆は、ケースに入った少女(寿美菜子)を見ながら、焦っていた。 2500年前のDNAと言いながら、明日までに何とかしなければと、いきり立っている。
その時、少女が目を開き何かを訴えるように話し出すが、シャチョウは私の指示に従いなさいと、全く受け付けようとしない。 彼女はHRーF12と呼ばれている。
アニキ(稲田徹)とオトウト(子安武人)に監視を付けさせる。 20年前の実験体も逃げ出したというシャチョウだった。
シンイチは周囲はどこもシカ、シカ、シカにうんざりしていたが、その時、突如白いシカ(山口勝平)がシンイチのカバンを奪って逃げてしまう。 奈良の街を激走する一人と一頭。
その頃、例の少女が機械から抜け出した。  そして建物から落ちたとき、白いシカとシンイチが偶然少女を乗せて、助けることになった。 
彼女は 「倭迹迹日百襲媛命(やまと とと ひももそひめの みこと)」 と名乗るが、長いのでトトで良いと言う。そして二人と白いシカは、奈良を巡ることになった…

2010年に、遷都2000年祭を迎えた西暦2710年の奈良で出会った少年と少女を描く青春SFアニメーション作品ということです。 監督はOVA『FREEDOM』の森田修平。私は監督作品を観るのは、SHORT PEACE(2013年)の「九十九」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9880251.html 以来ですね。
これも短編作品ですが、700年後の奈良はこんな感じにはたしてなっているのか?疑問たっぷり(^^)の作品でした。
HR-F12は、おそらくクローン少女なんでしょうね。 見たところ、技術は進んでいても、なかなか技術的に完全になっている感じではないようですね。 限りある命という感じもしました。
物語はそんなトト姫と、博多から来た感じの修学旅行生・シンイチの短い恋の物語ですが、トトを追ってきた謎の会社?のシャチョウ達のバトルあり、そしてトト姫の願い有りのちょっとした冒険譚になっています。
2010年の奈良での遷都1300年は、息子がちょうど修学旅行で行っていましたね。 まあ学生の旅行ですから、そんな気分に浸るより、別の楽しみの方が多かったみたいですが。
奈良って簡単に行けそうですが、意外に大阪からとか、ちょっと足を伸ばさないといけないんですね。 私自身も修学旅行以外には一回しか行ったことがない。
定年後にゆっくりでしょうか(^^)

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なれなれしい白シカ

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トトを助ける

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仏の手のひらに

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トトはいったい何者?

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