女の子が帰り、合図をするとゴミ箱の中から男（上島竜兵）が咳き込みながら出てくる。 2人は、貧乏生活から抜け出したい中年夫婦の節子と信吾だった。
ビル清掃員の節子は、清掃先の会社の金庫から現金を取る計画しているのだった。 12時になるとセキュリティーが働き、警報が鳴るので、その前に侵入、仕事を終わらせなくてはならない。
この部屋の隣が社長室、窓を開け壁を伝って、信吾が社長室に侵入、金庫から金をとるという段取りだった。
しかし信吾は節子にある疑念を抱いていた。 それは信吾に1500万の生命保険が掛けられていることだった。 命綱を付けながら信吾はそのことを言い出すが、節子は夫婦ならそれは当たり前と言い、彼を急き立てる。 果たして計画は上手く行くのであろうか？…
若手育成プロジェクトの2006年作品です。
監督の中尾浩之はアニメ作品と、ショートフィルムを数本取っているようですね。
この作品はダチョウ倶楽部の、上島竜兵が主演のコメディですね。 お金が欲しい夫婦がたくらんだのは、清掃員として妻が働いている会社の社長室の金庫、実はここに社長のへそくりが入っているという情報を妻の節子が掴んだことから計画された、いかにも素人の泥棒劇でした。
この後、この会社の社員の男役で、勝村政信も出演。 4人のショートドラマですが、意外にハートフルに仕上がっているんですね。
ちょっとほっこり系の短編です。
ゴミ箱に隠れていた夫
