anttiorbの映画、映像の世界

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3つの街の物語

2015年作品、福澤克雄田中健太演出、石丸幹二高橋元太郎、吉田羊、松原智恵子溝端淳平小嶋陽菜出演。

第1話
上司と対立し、勤めていた大手コンサルティング会社を退職した東郷明弘(石丸幹二)は、父の英雄(高橋元太郎)が経営するコンビニエンスストアの立て直しにやってくる。 はじめはコンサルタントとしての経験を生かし、順調に売り上げを伸ばすが、常連客に目を向けない経営に父親と明弘は対立する。
父親が倒れてしまい夜間勤務をしていた明弘は、豪雨により店舗の周辺が停電するという事態に遭遇する。 その対応に追われる中で、父親が店舗経営をするうえで大切にしていた「あること」に気づくことになる…

第2話
日勤のパートとしてコンビニエンスストアで働いている五十嵐里美(吉田羊)は、病気になった母親の介護をするため、2か月ほど欠勤していた。 
復帰した直後、店には1か月ほど前から年配女性のクレーマー・松田まり子(松原智恵子)が毎日来るようになったことを知らされる。 以前からたまに見かける客ではあったが、まり子がクレーマーになった理由については分からずじまいだった。 里美はその女性が毎日大福を買っていくことから、ある出来事を思い出し、彼女と直接話すために自宅に行くことを決意する。 まり子と話した里美はそこで新たな事実を知ることになり…。

第3話
夜勤のバイトとしてコンビニエンスストアで働く犬伏一真溝端淳平)は、カメラマンになることを夢見てアシスタントをしていたが、修行の辛さに耐えきれず、一か月前から出勤しなくなっていた。
そんな中、店にいつも同じ時刻に来る客・及川千尋小嶋陽菜)のことが気になっていた一真は、ふとしたきっかけから彼女にもデザイナーになるという夢があるということを知る。 その話を聞くうちに、諦めかけているにも関わらず、自分の夢について熱く語る一真だったが…。
あるとき、そのもやもやした気持ちをついに千尋にぶつけてしまった一真。 これをきっかけに彼らの将来が大きく動き始める…

こじぱが出ていたので、何気に見ていた作品、ローソンの創業40周年の企画で、タイアップして製作された作品です。
正直なちょっと見の感想は、理想のコンビニの姿であって、こんなのあり得ない、でした。 しかし・・・
ちょっと思い出したことがあったんですね。
それは2011年の大震災の時の事でした。
私はこのブログで何回か書きましたが、2011年の東日本大震災の時、出張先の福島市にいました。
そしてその日は帰れなくなり駅前のビジネスホテルのロビーでその夜を過ごしました。 ホテルの好意で、居させてもらい、おにぎりも差し入れてもらいカップラーメンももらいました。
そして寝られない夜が明け、次の日の朝、どうやって帰るかを考えながら外に出ました。 もちろん余震も続いています。 そんな中、いつまでもホテルの好意に甘えてられないと言うことで、なにか食料を買いに行ったのです。 そして開いているのはコンビニでした。
駅の近くに、数件のコンビニがあり、電気はどこも止まっていました。 でも、レジが動かない中、数人の店員が、必死に手作業で、お金を勘定しお釣りを渡していました。 おにぎり、カップラーメン等はとっくに売り切れ、食料品はお菓子のみで、それも残り僅かでした。
でもその菓子類をできるだけ買い、ホテルのロビーに戻り、近くの人に配り、それで帰る算段を考えたんですね。

タクシーがつかまり宇都宮まで何とか走って帰って来たんですが、途中のコンビニはどこも同じように人にあふれていました。
ちょっとすると、採算重視で競争も激化して厳しいコンビニ業界だとは思いますが、それは都心や、郊外のベッドタウンの話です。 ほかに店が無くなった地域、高齢者の多い地域、そんな時に存在感を増しているのがコンビニかもしれませんね。

コンビニは直轄店と、オーナー系の店がありますが、誰であれ、もしかしたら、新しい存在意味を見出しつつある業態かもしれませんね。
もちろんコンビニを手放しで誉めるをするつもりはないですが、海外のコンビニとは日本のコンビには違いがあることも感じますし、理想を描いてもいいのかな?と思うドラマでした。

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父の店の立て直しに来た明弘だったが

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そこで見た光景は

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2か月休んでいた里美はある常連のお役に異変を感じる

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常連の千尋と話ができた一真

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しかし一真は仕事から逃げていた

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