2014年作品、スチュアート・ビーティー監督、アーロン・エッカート主演。
1795年、ヴィクター・フランケンシュタイン博士(エイデン・ヤング)は怪物を創造した。 死体をつぎはぎした魂のないモンスターだった。 そのため、博士はモンスターを拒絶した。 モンスターは激怒し、ヴィクターの妻、エリザベス(ヴァージニー・ル・ブルン)を殺してしまった。 ヴィクターは復讐を果たすべく怪物を追って北極へ行ったが、あまりの寒さに凍えてしまった。
怪物(アーロン・エッカート)は自らを創造した博士を埋葬したところ、悪魔に襲われてしまう。 その時、石像が動き出し、怪物を救い、ガーゴイルの女王リオノア(ミランダ・オットー)と司令官のギデオン(ジェイ・コートニー)のもとに連れて帰るのだった。
リオノアは大天使ミカエルによって、人類を守るために地球上で悪魔と戦っているのだと説明する。 ガーゴイルたちは怪物に「アダム」という名前を付け、自分たちとともに行動するように勧めた。 しかし、アダムは、デーモンを昇天させる(デーモンの肉体を破壊し、その魂を地獄に閉じ込めること)武器をもらって単独行動することにした。
誕生から200年。 かつてヴィクター・フランケンシュタイン博士が創造した奇跡の人造人間“アダム・フランケンシュタイン”は、今も生き続けていた。 そして、再び人間のいる世界へと戻ってきた。
人間の世界は一変していたが、悪魔はすぐにわかる。 彼は独自で悪魔を退治してい たが、その際に人間の警官が巻き込まれ死んでしまった。 ガーゴイルはそれを重く見て、彼を幽閉した。
一方、悪魔へレク(スティーヴ・モーツァキス)は悪魔の指導者ナベリアス王子(ビル・ナイ)にアダムの生存を伝える。 ナベリアスは一流のビジネスマン、チャールズ・ワセックスとして人間界に潜伏していた。 ワセックス(ナベリアス)は科学者のテラ・ウェイド(イヴォンヌ・ストラホフスキー)を雇い、死者の復活を実現させようとした。 それと同時に最強の悪魔ズリエルに率いさせた悪魔の軍団をガーゴイルの大聖堂に送り込み、アダムを捕えようとした。
悪魔は死ぬと地に落ちていく。 逆にガーゴイルは天に昇天していく。 圧倒的な数の悪魔たちは、幽閉されているアダムのもとに迫っていくのだった…
現代にまで生き続けるフランケンシュタイン、表向きは、人間の再生の研究をしている会社社長のワセックス、また何の疑いも持たず、研究に没頭する人間テラ、しかしその目的は?
悪魔とガーゴイルはどこが違うのか? 見かけはどちらも邪悪な存在に見えるんですね。
魂の無い、アダム=フランケンシュタインに対しては終始冷酷なガーゴイルが多く存在しますし、女王リオノアもその間で揺れます。
93分と言うさっくりとした時間なので、アクション作品と しては見やすいですね。 そして今までのフランケンシュタイン像を変えようとする試みはよくわかります。
まあ欲を言えば、もう少し怪物よりでも良かったかもしれませんね。 思いっきり人間に寄ったアダムは、普通のヒーローに近かったですから。