anttiorbの映画、映像の世界

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ミラーズ


男が走っている、なにかから逃げるように。地下鉄の駅に逃げ込んだ男は、鍵のかかった部屋の鍵を壊し侵入した。 そしてドアから誰も入らないようにするが、そこから逃げる事も出来ない。
そこはロッカールームで、鏡だらけの部屋だった。 逃げたわけじゃないと彼は必死に叫ぶが、その時鏡が割れ破片が転がった。 そして鏡の中の自分が勝手に破片を拾い、のどを切り裂いた。 男の首から鮮血が飛び散った。
ニューヨーク市警の刑事として勤務していたベン・カーソンキーファー・サザーランド)は、一年前に同僚を誤って射殺、停職処分を下される。 その後、アルコールに溺れる日々を送り、今は妹のアンジェラ(エイミー・スマート)のアパートに居候の身だ。
仕事を探していたベンは、ニューヨーク6番街の一角にあるメイフラワーデパートの焼け跡を巡回する夜警の仕事にありつく。 そこは完全な廃墟だった。 どうしてそのままなのか? 保険会社と補償の決着がついていないからだった。
もうデパートの再建は不可能だが、実はここは元・聖マタイ病院で閉鎖後にメレディス家が買い取り、メイフラワー1号店になったのだった。
2時間おきに回るのが規則だが、3時間おきでも問題はなさそうだ。
しかし仕事の説明をしてくれる男が変なことを言う。 大きな鏡の前で、「鏡を覗くのはよせ」と言うのだった。 ここは電気も通っていない。 前任のルイスが欠かさず磨いていたと言い、ぴかぴかだった。
ベンの願いは、別居中の妻エイミー(ポーラ・パットン)の信頼を回復し、二人の子供との生活を取り戻すことだった。 家族に会える日は決まっているが、彼は必死に禁酒して生活を変えたとエイミーに訴える。 しかし妻の信用は回復しない。
その夜から仕事に着いたベン。 しかし鏡の前に来ると何か様子がおかしい。 拭いても消えない手形が浮かび上がりそれが無数に現れた。 鏡に映ることと現実がかい離し始めた。 そして地下に部屋があることに気がつき、そこに入っていくベン。
その日からベンは精神的に不安定になっていく。 そしてベンの前の鏡に変化が起き始めるのだった…

“鏡”が怖くなるサスペンスホラーですね。 こういう精神が不安定な役をやらせると、ぴたっとくるキーファー・サザーランド、まさに真骨頂ですね。
舞台は一見火事で燃え、どうしようもない廃墟のデパート。 ここで起こる心霊現象は、家事で亡くなった者たちの怨みかと思いきや、そう単純な話ではありませんでした。
そしてだんだん引き込まれていくベンですが、実は彼も次の男として呼ばれていたんですね。
ホラー作品ですから、ネタバレ厳禁ですが、ラストがしっかりホラーしていました。
劇場スルーでしたが続編も作られたくらいですから、そこそこ面白設定だったんでしょうね。
まあオチが良いので、私は結構好きな展開でした。

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ベンはデパートの廃墟の警備の仕事に着く

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家族と放れ妹と住んでいるベン

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しかしこの廃墟はおかしい

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子供たちの再び一緒に暮らしたいが

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壊れていくベンに妻は

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